It may work うまくいくかも

英語にこんな言い方があります。何かを試した時。

It works!
 (思ったように、動いている。うまくいった。)
It’s not working.
 (動いていない。うまくいっていない。)

Work (ワーク)は、働くという動詞、仕事という名詞、だと教わるかもしれませんね。「はたらく」ということばは、「何かが動くこと」です。例えば、疲れていて、頭が回らない、という時なども、workしていない、はたらいていない、というふうに。

It works は、よく使われる平易な表現ですが、ひとつ、意外な効用があります。

すべては失敗からはじまる

バルセロナの冬の風物詩、Calçot (カルソッツ)。
スペイン・カタルーニャ地方の郷土料理「焼きネギ」。

炭火で真っ黒に焦がした太い長ネギ。片方の手で、焦げたアツアツの外側部分をつかみ、もう片方の手で内側の芯をスルリと抜き出します。ぶらぶらするネギの下先をロメスクソースに浸し、天をあおぐようにして、口の中に差し入れます。

とろけるような甘み!ロメスクは、アーモンド、ガーリックとオリーブオイルでつくる、特製ソースです。絶妙のとりあわせ。

こわれて、はじめてわかる。

陶芸に勤しむユキさんから聞いた話です。
「今日、とてもいいことがありました。陶芸のスタジオで、先生からもらったアドバイズ。先生は、言い方が少しきついんですけど、本当によかった。はじめて、気がついたんです。

筒あげと呼ぶのですが、ろくろにのせた土の塊を引き上げつつ、均一な厚みを保つ作業。努力しても、完璧はむずかしい。どうしても底にある土を最大限に引きあげることができない。それで、私、そこまでできません、といったところ、先生がこう言いました。