考えるって何をすること?[アウトプット・インプット]

考えるとは、具体的に何をすることでしょうか?書いたり、声に出して話したことを取り入れて、別の形で出す。その連続プロセスです。まず、写すこと。写すことで、むきあって考える対象ができ、比べることができます。比べることなしに考えることはできません。エンパシームメソッドはその循環をムリなく、ひとりでできるようにガイドします。

Think like a man of action. Act like a man of thought.(行動する人として考えよ。考える人として行動せよ)

声は「ことばの姿」

Just say hi to yourself. (ひとこと、じぶんにあいさつするだけで)

修養のエッセンスは、静かにすわり、大切に思うことばを声にして、それをじぶんで聞き、くりかえしふりかえること。なぜ、声にして出して、それを聞き入れるのか?それは、その時その時の声こそが、じぶんのことばの姿だからです。小林秀雄のエッセイ「言葉」は、本居宣長の「姿は似せがたく、意は似せやすし」という言葉を引用します。

伝わるのは、思いやりの心。

スキンケア、ヘルスケア、デイケアなど、ケアということばは日本語にも定着しています。世話をする、面倒をみる、という意味あいで使われますが、Careは本来、痛みや悲しみを共にするということばでした。ケアはものの名前ではなく「おもいやる」という心の働きを表すことばです。伝わるのは、知識や情報ではなく、おもいやる気持ちです。

No one cares how much you know until they know how much you care.

「ぼんやり」は「気づき」のカギ

「ぼんやり」には大切な働きがあります。ぼんやりと一見休んでいると思われる時にも、脳は活発に活動している。ぼんやりの中でひらめきが生まれます。気づきや創造性のカギ。ものであれ、植物であれ、相手とふれあって、心の働きを育むことです。ふだんは気づいていない、自然のいのちとふれあい、共感の心が引き出されるきっかけなのです。

We all resonate with each other. (わたしたちはみな響きあっている)

再帰的なくりかえしをみちびく[しくみ]

マイケル・コーバリスさんは「再帰が、人間の最大の特徴であり、進化の原動力であった」と説きます。再帰とは、出力したものが、次の入力になり、それが次の出力を生み、そこで出されたものが「入れ子」になり、次の入力になることです。自然の営みも、人間の心も再帰的。エンパシームは、人間の根源的な力「再帰」を引き出す力になります。

Do it over.(くりかえしてみよう)

実生 [じぶんという種子]

岩田慶治『花の宇宙誌』はこう言います。「気がかかりなことは忘れて、無駄な思わくにとらわれなければ、あたらしいアイディアが浮かぶか?それなりの効用もあるかもしれないが、頭の中のモヤモヤの掃除をしただけでは何も生まれてこない。自分自身の根っこ、その「出所」に出会うこと、自覚が大切。実生(発芽したばかりの植物が芽生える)こそ。

I am a seed.(じぶんという土壌から芽生える、ひと粒の種子)

だれの都合で探してますか?

「気づきが大切だとよく言われます。でも、気づくとは、そもそもじぶんでは気づいていないことに、「あ!そうだったんだ」という思いが浮かんでくることです。「じぶんにとって気づくべきこと」が、湧き上がってこない状態。じぶんの心の中は、だれも教えてはくれません。気づこう!と意識することではなく、じぶんの姿をふりかえることです。

Are you sure about this?(これでいいの?)

すべては失敗からはじまる(焼きネギの教え)

スペイン・カタルーニャ地方のカルソッツは冬の風物詩。炭火で真っ黒に焦がした太い長ネギ。片方の手で、焦げたアツアツの外側部分をつかみ、もう片方の手で内側の芯をスルリと抜き出します。ぶらぶらするネギの下先をロメスクソースに浸し、天をあおぐようにして口の中に差し入れます。はじめて自転車に乗った時のように、思い切ってやること。

Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.(失敗したことがない人とは、何も新しいことをトライしたことのない人)

すぐにイメージできることが、わかる

「わかる」という感覚は、じぶんとつながりがつくこと。関連づけ、結びつきができることです。英語のUnderstandは「対象する物事や相手の、下に立つ」「相手の身になって関わる」という意味から来ています。対象となるものごととじぶんを結びつける、具体的な身体体験。それを後からイメージができることが「理解」になるのです。

You only understand something relative to what you already understand.

雨降って地固まる

長い間旱魃が続き、土地も干上がっていたカリフォルニア。この年末年始、それが一転して暴風雨に見舞われました。各地で洪水の被害。ワインの産地ソノマでも葡萄畑は水浸しになりました。あるワイン生産者はこう語ります。「暴風雨による浸食は問題ですが、ブドウ畑に発生するフィロキセラ(害虫)の発生を抑えられます。だから恵の雨ですよ。」

Adversity strengthens the foundations
(雨降って地固まる)