向き不向きより、前向き。
「これ、自分に向いていないなー。だから、やらない。」そんなセリフをよく聞きますね。不思議ですよね。自分に向いていない、って何でわかるんでしょう。まだ、何もしていないうちに。自分に向いていないことは、やらないほうがいい?向き・不向きなんてね、だれにもわかりません。そもそも、物事は後から思い出すことで気づくものです。
Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.
「これ、自分に向いていないなー。だから、やらない。」そんなセリフをよく聞きますね。不思議ですよね。自分に向いていない、って何でわかるんでしょう。まだ、何もしていないうちに。自分に向いていないことは、やらないほうがいい?向き・不向きなんてね、だれにもわかりません。そもそも、物事は後から思い出すことで気づくものです。
Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.
テクノロジーとは何か?ブライアン・アーサーさんはこのように定義します。(1)テクノロジーはすべて要素の組み合わせである(2)要素それ自体がテクノロジーである(3)何かの目的において自然現象を利用している。人間もまた、自然の一部です。人間は、道具を使うだけでなく「ふるまい」でできています。じぶんという自然を活かすために。
A technology is a phenomenon captured and put to use.(テクノロジーとは捉えて利用できるようなった自然現象)
共業(ぐうごう)ということばがあります。業は行為です。地球上のすべてが存在するという行為をおこなっている。世界はお互いが関係しあい、成り立っています。私たちはじぶんがいて、それが生きていると考えますね。でも実は、環境とやりとりして生きているという現象があるから、いのちなのです。いのちは「共に生きている」ということです。
We all live together.(みな、共に生きている)
「いのちがあるから、生きている」と思っていますよね。実は、いのちがあるから生きているのではなくて、生きているから、そのことを「いのち」と呼ぶのです。生きるとは、じぶんも含めた、周囲の環境全体のこと。いのちは、生きているじぶん。ふれあいをつくる、じかんをつくる。そうやってcreativeであることで、いのちになるのです!
Life is a Verb.(生きるとは、ひとつの動詞)
「ぼんやり」には大切な働きがあります。ぼんやりと一見休んでいると思われる時にも、脳は活発に活動している。ぼんやりの中でひらめきが生まれます。気づきや創造性のカギ。ものであれ、植物であれ、相手とふれあって、心の働きを育むことです。ふだんは気づいていない、自然のいのちとふれあい、共感の心が引き出されるきっかけなのです。
We all resonate with each other. (わたしたちはみな響きあっている)
ライアル・ワトソンさんは言います。「科学者としての私は「太陽があるから光が見える」という。しかし、私の新しい理解では「私が見ているから太陽は光である」といってもおなじように真実であることを示唆する。われわれは地球の目であり、耳であり、われわれの考えることは地球的思考だ。」私たちは、「じぶんと空気のあいだ」に生きています。
Interaction is the soul.(ふれあいが魂)
マイケル・コーバリスさんは「再帰が、人間の最大の特徴であり、進化の原動力であった」と説きます。再帰とは、出力したものが、次の入力になり、それが次の出力を生み、そこで出されたものが「入れ子」になり、次の入力になることです。自然の営みも、人間の心も再帰的。エンパシームは、人間の根源的な力「再帰」を引き出す力になります。
Do it over.(くりかえしてみよう)
意識は、上からの命令じゃなくて、無意識から自己生成的に湧き上がってくる、いわばたくさんのドラフトが集まった、多元的な構造です。刻々と断片ストーリーができ、しかかりのドラフトが組み合わさって、じぶん自身の物語をつくっています。つまり、私たちは、しかかり素材ピースの集まり。じぶんでじぶんを創作しながら生きているのです。
Put it together.(つなぎあわせよう)
岩田慶治『花の宇宙誌』はこう言います。「気がかかりなことは忘れて、無駄な思わくにとらわれなければ、あたらしいアイディアが浮かぶか?それなりの効用もあるかもしれないが、頭の中のモヤモヤの掃除をしただけでは何も生まれてこない。自分自身の根っこ、その「出所」に出会うこと、自覚が大切。実生(発芽したばかりの植物が芽生える)こそ。
I am a seed.(じぶんという土壌から芽生える、ひと粒の種子)