共感の学び、共感による学び、活かす学び

人民の人民による人民のための政治。リンカーン大統領のゲティスバーグ演説は、of、by、for という3つのことばで思想を語ります。政治の中心は人民。おなじように、学びの中心は、共感。共感の学び、共感による学び、共感を深め、活かす学び。相手の身になり、じぶんと物事を結びつけること。エンパシームは共感による学びを助けます。

Learn to live empathy.

エンパレットの活用法 [メソッドとリソース]

エンパレットは(1) メソッド (2) はげまし (3)きっかけ (4)リソース。あなたをプラクティスへみちびき、はげまし、きっかけを生み出すツールです。ひと息の声で出せることばのタネ(シード)をじぶんでまいて、育てましょう。ものの「見え方」が変わるかもしれません。エンパレットはあなたの未知の路を共に歩みます。

Open the Empallet for the day.(きょうのエンパレットをひらこう)

水の作法 [手のかたちが覚えている]

5歳の頃、私の家は「井戸水」でした。ポンプから手に水を注いで、飲む時。しぜんに、手のかたちが水のかたちになります。今でも「大切」ということばを聞くと、ふとあの状況が思い出されます。手でつくった小さな器ぶんの水が「大切」ということばの響きと結びついています。水を包む手のかたちが作法の原点。手のかたちで覚えているのです。

Your act is your self.

身をもってつくる、じぶんの鏡

エンパシームは、プラクティスの鏡。じぶん自身とのコミュニケーション体験を捉え、姿勢の鏡に映し出す「じぶん情報」です。姿勢の鏡とは、身をもって、じぶんの後ろ姿を写すこと。エンパシームは、じぶんが親身になって関わる他者によりそい、わかちあう場をつくります。人の痛みをわかる、共感の心、ありのままを受け入れる姿が写っています。

Do it with passion.(心をこめて)

実感の数こそ

「人生は、息の回数ではなくて、息をのむような感動の回数ではかるもの。」マヤ・アンジェロウさんのこのことばは、ルソーの『エミール』にも通じます。「最も多く生きた人とは、もっとも長生きをした人ではなく、生を最も多く感じた人である。」宇宙とふれあう実感の数が多いということ。それは、ふりかえることで思いをつなぐことです。

Life is made of little moments you remember.

時のかけら [エンパシーム原初体験]

5歳の春。小高い丘陵をのぼっていくと、そこは矢じりの宝庫でした。キラリと光る黒い石は、時のかけらでした。何千年か前にここで暮らしていた人の、時のかけら。じぶんが矢じりになっていた、夢中のかけら。それらは、もうありません。いえ、記憶のかけらになりました。なんどもふりかえることで、じぶんの、時のかけらになっていたのです。

You’re always carrying your time capsules with you.

ひとりになるから、わかる

静かにひとりで「ふりかえる」時間の力。その力で、ふだん刻々と過ぎ去る体験を、味わい、かみしめることができます。それはひとりでないとできません。ひとりになることは時にさみしいけれども、それが共感の力を引き出すに糧になります。じぶんの代わりにはだれも生きられない。でも、みんながおなじように、「ひとりのじぶん」なのです。

No one can live in my stead. But I am not alone.

じぶんへのアート、じぶんからのアート。

エンパシームは、じぶんのアート、じぶんへのアート、じぶんからのアート。それは、こんなふうに見えます。挿絵のような絵図、音符の連なった楽譜、文字や記号を添えた詩、じぶんだけの姿勢の鏡、そっとよりそう小さな手紙、声のタネを蒔く土壌、花を育てる花壇、プラクティスの手帳、心がつながる路、など。アートとは自由にうつすこと。

Just be yourself.(じぶんになる)

じぶんに手入れをするプラクティス [あゐてにふすいま]

ものごとが続かない理由は、空気抵抗や摩擦に似ています。私たちはふだん、やればできるはずとか、続ければいいんでしょ、と思いがちですが、それだけでは、摩擦や抵抗を無視して、また補助や補給を考えないのと同じです。体を動かす時には水を補給します。何かを続けるには、摩擦や抵抗を減らし、補給をする必要があります。自然の理です。

プラクティスのしやすさ

リーダビリティ (Readability) は、文章の「読みやすさ」を表すことばです。「よみにくさ」を取り去り、相手が読みやすいように配慮すること。日々のプラクティスも、これとおなじように考えられます。じぶんのプラクティスを、相手だと思って、やりやすくするのです。相手だと思う配慮がプラクティス習慣を持続させる秘訣です。

Make things easy.