内語をふるまう

思考とは、内語でふるまうこと。内語とは、内なる発話です。心の働きは脳だけではなく、身体と環境からなるシステムです。想像は「フリ」をすることです。紙の上の数字を視覚的に想像することは、紙の上に書かれた数字を「見るフリ」をすること。ふるまいを演じることが想像であり、心の働きを起こしているのです。内語でふるまっているのです。

Your inner speech is you.

やさしく、つつむ。

Embrace the moment.(いまというひとときを大切に)

エリック・カール作「ゆめのゆき」より。夢からさめたおじいさんが窓の外をみると雪が積っていました。 おじいさんがいねむりをしている間に雪が降っていたのです。静かにじっとしている時、空気に包まれます。声に出して読む時、声に包まれます。眠りの中で、夢に包まれます。「じっとする、を学ぶ」とは、包まれる実感を思い出すことです。

うつすメソッドとは?

メソッドとは、ギリシャ語源のことばで「みちにそって進む」という意味です。エンパシーム・メソッドは、エンパシームを自己の修養、プラクティスに使うメソッド。また人と助けあうメソッドでもあります。じぶんを映し、さらに写したものを活かすことで、ひとつの路をつくり、つなげる方法。エンパシームは、映して、写して、移すメソッドです。

Reflect yourself in Empatheme. (エンパシームにじぶんをうつす)

i am life [じぶんに持ちものはない]

ブッダは言いました。「じぶんのふるまいだけが唯一のもちもの。」私の記憶、私の想像、私の記録。私の家族、私の友人、私の会社。私の成果、私の幸福。私の人生。本当に、私の持ち物なの?いいえ。生きている、このいまの、ふるまいだけが、じぶんです。i am life. (じぶんはいのち)と言ってみると、新鮮な風が吹きこんできます。

My true belongings are my actions.

静寂の開放感 [心のエネルギー]

アルプスの山麓、イタリアのピエモンテ州。

幾重にも重なりあう葡萄畑の丘陵の合間を縫って車を走らせ、ようやくたどり着いた。

煙雨にひっそりと佇む、ロマネスクの修道院。周りに人家はなく、人影も見えない。ゆるやかな谷の傾斜に立つ修道院は全身がレンガ色で、雨にしっとり濡れた屋根の所々が光ってまだら模様に見える。すぐむこうの森は霧に包まれて、その先は何も見えない。

何という静寂だろう。

自然とのふれあいの中にある[テクノロジーの本質]

テクノロジーとは?人間の力を補ってくれる便利なもの、しくみ。でもそれだけではありません。テクノロジーは、人間がつくり、使うものです。人間は自然の一部です。人間は、自然とのふれあい、かかわり、共に生きる存在です。テクノロジーの本質もそこにあります。「わけへだて」はせずに「自然とのふれあい」から考えることがいちばん大切です。

We are nature-made.

思い出しながら生きている [じぶん民俗学]

谷川健一さんは言います。「民俗学は、歴史学とはちがい、現在から過去へと思い出していきます。」私たち人間の記憶は、歴史年表のように記録されているのではなく、思い出すことば、情景によって、その都度、演出されます。私たちは、 声でことばを紡ぎ、思い出しながら生きています。思い出すことで、想像をつくりながら、生きる存在です。

We are because we remember.(思い出すことで生きている)

あとから共感素になる

音素(Phoneme)は、組み合わて言語を構成する単位。エンパシーム(Empatheme)も、これにならい、共感 (Empathy) という現象の最小単位になるという意味です。それがなぜ「共感の素」なのか?共感という現象は、自然にわき起こる気持ち、無意識的なものです。相手に共感しているじぶん自身に後から気づくものです。

春花秋月これ心なり

心の働く様子が花であり月である。心とはじぶんと春花秋月のぜんぶです。道元禅師が生涯をかけて取り組んだ主題。それは、自然宇宙が一枚の詩画となり、そこで「声のことば」が響いてくる世界です。じぶんが眼前の宇宙と一体化する「イマジネーションのプラクティス」です。宇宙と共に生きるとは、むずかしい理屈ではなく、無心になることです。

Every moment is you.

共感こそ、すべての源泉

佐伯胖さんは言います。「 世の中にはあなたの助けを待っている人がたくさんいます。そういう人たちに「何か」をしてあげてください。私たちは、期待を寄せてくれる人たちに共感することで「学び」に駆り立てられます。自然界の物事があなたが心を寄せて「いまだに知られていないこと」を「知られるように」してくれるのを待っているのです。」

We live in empathy.