声ことばが写る
声ことばは、ありのままの、シンプルなじぶんです。全身とまわりの空気をつかって、紡ぎ出した、Seed (種)に表れています。「おはよう」は、1秒ぐらい。「いい天気ですねー」は、2秒ぐらい。ひと息を区切る、小さなじかん単位、声ことばのリズム。Seedの中身がエンパグラフにこんなふうに写ります。あなたの心の姿勢も写ります。
みちびく –
静かに、心を落ち着ける
ちかづく –
手本に、近づける
ゆだねる –
ゆだねて、声をカタチに
くりかえす –
じぶんの声を聞く
とりだす –
ふりかえって書く
きいてみる –
じぶんにたずねる
よりそう –
人のことばによりそう
唐代の詩人、王勃の詩に「形端影直」ということばがあります。形は影に現れる。写った影によってじぶんの姿がわかる。映り出たものを見なければ、じぶんの姿はわからない。一方、影だけをつくることも、影だけまっすぐにすることもできない。姿勢をつくることと、そのとおり現れることは一緒のこと。このことばにプラクティスの核心があります。
Reflect your micro-actions in Empatheme.(小さなふるまいをエンパシームにうつす)
Be yourself.(じぶんになろう)
Be yourself. このことばは「じぶんらしくあれ」とか「じぶんに正直に」といった意味で使われますが、むしろ、「じぶんになれ」です。「じぶんらしく、飾らないでいい、構える必要はない」と言われても、意識的になるほどわからなくなる。そもそもじぶんのことはよくわからないのですから、これから、じぶんになればいいのです。