ひらめきの源泉 ⑤ 漱石のサイエンス=アート=プラクティス
漱石『明暗』は、ポアンカレの「偶然=見えないほど複雑な因果」という着想を背景に、人間という存在の「明と暗」を描く未完の小説です。偶然は、ただの運・不運ではなく、心の中の未練や執着、虚栄や自己欺瞞も含む、見えない因果の網として現れます。未完とは閉じていないこと。未知に開かれた「わからなさ」の中にひらめきの源泉があります。
The unknown remains open.(未知はひらかれている)

みちびく –
静かに、心を落ち着ける
ちかづく –
手本に、近づける
ゆだねる –
ゆだねて、声をカタチに
くりかえす –
じぶんの声を聞く
とりだす –
ふりかえって書く
きいてみる –
じぶんにたずねる
よりそう –
人のことばによりそう
漱石『明暗』は、ポアンカレの「偶然=見えないほど複雑な因果」という着想を背景に、人間という存在の「明と暗」を描く未完の小説です。偶然は、ただの運・不運ではなく、心の中の未練や執着、虚栄や自己欺瞞も含む、見えない因果の網として現れます。未完とは閉じていないこと。未知に開かれた「わからなさ」の中にひらめきの源泉があります。
The unknown remains open.(未知はひらかれている)
デンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイの絵。静謐のじかん以外、なにもない場。とびらが静謐なのではなく、それが感じられる時だけ、心が静謐になるのです。だから、いま、見ているあなたの心が映っているのです。Less is more. Less(それ以外は何もない)を深めると、more (それしかないもの)が引き立ちます。
Less is more.
ねがいは、じぶんを育てる最大の力です。ねがいは、外から与えられるものでも、だれかに教えてもらうものでもありません。じぶんの内に生まれ、育つ力です。英語では Aspiration。この語は、もともと「息を吹きかけること」。入れるのではなく、じぶんから発すること。それは、ねがいが、じぶんの内から外へ発するものだからです。
Aspiration comes first. (ひと息のねがいからすべては始まる)
