セルフトーク(ポジティブ思考よりもじぶんに気づくこと)

内なることば(Self-Talk)を変えて、思考をネガティブからポジティブに。よく言われますが、それ以前に、またそれ以上に大切なことがあります。いきなり変えようとするのではなく、ネガティブなことばをつくっている状態に気づくことです。それは、ニュートラルでやさしいことばをかけること。じぶんに声をかけるだけで変わります。

You are not your thought.(じぶんは「自分の思考」ではない)

おなじ空気を吸っている (We live the same air)

「今日、世界中どこにいても、人が息をすると、その呼気の中に少なくとも1個のカエサル由来の分子が含まれている。」岩村秀さんによる、興味深い話。英語で「みな共に生きている」ことを、「みな同じ空気を吸っている」と表現します。本当に、おなじ空気のつぶをわけあっているのですね。時間も空間もこえて、空気で直接つながっています。

We all breathe the same air.

チャンスはいくらでもある!(偶然の本質)

何かが起きること、偶然の出来事、運のことを、英語でチャンス (Chance)といいます。「何がおきるかわからないが、何かが起きる」ということに「心をひらけば」チャンスは、いくらでもあります。「世界は偶然のことでできている」としたら、じぶんが関わり方を広げればよいのです。ストリートビューで起きたこんなエピソードをどうぞ。

Chance favors the prepared mind.(偶然は、ひらかれた心に起きる)

声は、じぶんと宇宙を結ぶ路

声は、かぜ。空気の濃淡。声は、おと。息づかいの響き。声は、ことば。ふれあう心、つながりの体験。声は、あいて。存在のありがたさ、縁の源。声は、じぶん。ふるまいの実感。勇気のしるし。声は、じかん。生きている証、生きる対象。声は、ふしぎ。宇宙のつながり。声は呼吸がつくる共鳴音、空気分子の濃度。そして、じぶんと宇宙を結ぶ路。

Be a voice. (声になれ)

共感の宇宙に生きている

ライプニッツは、宇宙の、これ以上、わけられない最小の単位を「モナド」と呼びました。人間の自分、「私」ではありません。宇宙のあらゆる物事のじぶんです。ミミズでも砂でもモナドのじぶんです。宇宙は共感の結びつきでできています。私たちは、つながりあう宇宙に生まれてくるのです。このじぶんも、つながりあったモナドのひとつです。

I am a piece of the universe. I am the universe.

蓄音機と人間の不思議①(音のつぶつぶ感を味わう)

寺田寅彦のエッセイ「蓄音機」から100年。1年のうち100日以上をネット上で暮らす現代生活にあって、録音や録画は心の一部です。スマホで録画をすればいっしょに録音もされますが、録音と録画は別々の機能です。なぜなら、人間の「目と耳」の働きに違いがあるからです。色は混ざってしまいますが、音は色のように混ざるのではありません。

Sound is granular.(音はつぶつぶ)

腸のじぶんに、共感。

人間の体を構成する細胞は60兆個ですが、微生物は腸内だけで100兆個。腸内はサンゴ礁のような生態系 (マイクロバイオータ)です。腸の活動は、気分やふるまいと相互に作用しています。腑におちるとか、ガッツフィーリング(腸の感覚)ということばがありますが、頭で考えてもわからないことを「腸のじぶん」は知っているのです。

Trust your gut.(じぶんを信じて)

共に生きる:花とミツバチの相互アフォーダンスのように

花は蜜を出し、ミツバチの食糧を支えます。ミツバチは花のタネを運び、花のいのちをつなぎます。共に「いのちをつなぐ」営みを助けあっているのです。 じぶんひとりではなく、相手との協働。相互関係の中に生きています。 アフォーダンスは、環境が人間に与えるもの、力。実はそれだけでなく、人間も環境に対して、あるものを生み出せます。

We live together, mutually.(共に生きている。互いに支えあって)

味わう「15秒」が大切な理由(修養の意味)

脳はスポンジ。ネガティブな体験をポジティブなことよりも容易に吸収する傾向があります。 脳科学は、15秒ぐらい、よいことに浸る・味わうことで、このバイアスを克服できると言います。味わう?15秒?毎プラの意味 (1)毎日、ひとつずつ (2) my(じぶん自身の)(3)マイクロアクション(小さなふるまい)と関係があります。

Take 15 seconds to savor.(15秒かけて、味わう)

ハートのコミュニケーション(心臓との対話)

心臓の左心室僧帽弁の逆流を患っているカズコさんのお話をもとにした心臓との想像対話。心臓は生涯にわたりハードワークをこなすガンバリ屋さんです。心拍数は1年間に約3000万回。 心臓は血液を送り出すだけでなく、すべての毛細血管から戻ってくる血を回収します。心臓は鍛えるだけではなく、身体を休め、毛細血管を労ることも大切です。

Imagine an inner conversation between your brain and heart.(頭と心臓の内部対話を想像してごらんよ)