ことばを身につける ③「運動のトレーニングとおなじように、適度の強度が必須」
トレーニングにはインテンシティ(強度)が必要です。適度な負荷をかけることで鍛えられます。脳でも肉体でも基本はおなじ。英語の学習は、その典型例。適度な強度とは(1)ネイティブの速さ・リズムに近づける(2)2秒のセリフを、いったん覚えて、ひと息でアウトプットする(演じる)(3)くりかえし、ふりかえり 、じぶんで確かめること。
Do it with intensity.(強度のある練習を)
トレーニングにはインテンシティ(強度)が必要です。適度な負荷をかけることで鍛えられます。脳でも肉体でも基本はおなじ。英語の学習は、その典型例。適度な強度とは(1)ネイティブの速さ・リズムに近づける(2)2秒のセリフを、いったん覚えて、ひと息でアウトプットする(演じる)(3)くりかえし、ふりかえり 、じぶんで確かめること。
Do it with intensity.(強度のある練習を)
言語の習得とは「処理を身につける」ことです。処理したものだけが、身につけられます。処理していないことを学ぶことはできません。プラクティスしないことは身につきません。プラクティスとは、身体全体が処理するプロセスです。そのプロセスを担う働きがワーキングメモリ。ワーキングメモリを鍛える方法は、2秒のセリフのアウトプットです。
No processing, no learning.(プロセスしないと、学べない)
物事は予定より時間がかかるということを知っていても変えられない。ホフスタッターの法則。なぜかというと、ものごとは見かけよりはるかに複雑だからです。何かに行きづまった時。心の中がいっぱいになっています。それは、何もしないじかんがないからです。何もしない、ほんの一瞬をつくるには?それには、ひと言、それを声にすることです。
Empty your glass.(コップの水をあけよう)
Be yourself.(じぶんになろう)
Be yourself. このことばは「じぶんらしくあれ」とか「じぶんに正直に」といった意味で使われますが、むしろ、「じぶんになれ」です。「じぶんらしく、飾らないでいい、構える必要はない」と言われても、意識的になるほどわからなくなる。そもそもじぶんのことはよくわからないのですから、これから、じぶんになればいいのです。
エンパシームでできる「さかさまつなぎ」のあそびを紹介します。見出しにいれたタイトルをふたつ、当てずっぽうに選び、論理でつないでみます。「AだからBである」という因果関係でつなぐのではなく、さかさまにして「AなのはBだから」というふうに原因を推理するパターンでつなぎます。すると発想が膨らみ、意外なおもしろさが生まれます。
Give it a try.(ためしてごらん)
「あえいう えおあお あいうえお」顔のカタチとリズムのあそび。アゴ、ほほ、くちびるを動かして、口のカタチを順に変えていきます。母音は、口の中につくる空間どうしの共鳴音です。舌を動かすことで、空間の形が変わり、音が変化します。文字を眺めているだけだと、何ともありません。が、声に出してみると、ことばが躍り出します。
Shape your words.(ことばをカタチづくれ)
知識の入力が目的化すると、実践がどんどん減っていきます。禅問答は従容(心の平静)をみちびくためのプラクティスです。禅問答のようだ、と言うと、なんだかよくわからないという意味に取られますが、本来はちがいます。じぶんで考えることをみちびくために「逆転の発想」のような投げかけをします。ものさしを変えるところに近づくために。
Stay composed.(落ち着きをつくれ)
従容(しょうよう)とは、どんな時でも平静を保てること。相手によりそって、従容へみちびく行為が方便(ほうべん)です。ウソも方便と言いますが、ウソは自分のために偽ること。方便は相手をガイドすること。方便は大乗仏教の基本理念でした。ブッダの教えは平静の路。本来、むずかしいことばを並べることではなく、プラクティスのみちびきです。
Empatheme guides you along.(エンパシームは寄り添って歩む)
「袖振りあうも他生のご縁」ということばがあります。偶然、袖が触れるぐらいの、わずかな出会いにこそ、つながりを発見できるのかもしれません。目を向け、耳を傾け、手で触れてみる。どんなことでもよいから。ひとつひとつの出来事は、たまたま。偶然の現象です。何であれ、よろこんで受け入れるという姿勢になると可能性は無数に広がります。
The chances are numerous. (奇遇はいくらでもある)
白い粉つぶのような小さい花。ほとんど花とは気がつきません。そっと手を添えて目を凝らしてよく見ると、その存在にようやく気がつきます。なぜ、こんなに小さいの?花にたずねたとすると?こんな戦略があるそうです。①受粉効率 ②資源分配 ③花粉保護 ④フルーツ主義 小さな花のひとつひとつがおいしい実になります。さて、この花の名は?
Less is more. (小さいほど、大きな収穫)