ひとりになるから、わかる
静かにひとりで「ふりかえる」時間の力。その力で、ふだん刻々と過ぎ去る体験を、味わい、かみしめることができます。それはひとりでないとできません。ひとりになることは時にさみしいけれども、それが共感の力を引き出すに糧になります。じぶんの代わりにはだれも生きられない。でも、みんながおなじように、「ひとりのじぶん」なのです。
No one can live in my stead. But I am not alone.
静かにひとりで「ふりかえる」時間の力。その力で、ふだん刻々と過ぎ去る体験を、味わい、かみしめることができます。それはひとりでないとできません。ひとりになることは時にさみしいけれども、それが共感の力を引き出すに糧になります。じぶんの代わりにはだれも生きられない。でも、みんながおなじように、「ひとりのじぶん」なのです。
No one can live in my stead. But I am not alone.
エンパシームは、じぶんのアート、じぶんへのアート、じぶんからのアート。それは、こんなふうに見えます。挿絵のような絵図、音符の連なった楽譜、文字や記号を添えた詩、じぶんだけの姿勢の鏡、そっとよりそう小さな手紙、声のタネを蒔く土壌、花を育てる花壇、プラクティスの手帳、心がつながる路、など。アートとは自由にうつすこと。
Just be yourself.(じぶんになる)
Relax.(身心を楽にして)
和語の響きには、ものごとのふるまいや様子を表すコンセプトが宿っています。すむとは、静かに待ち、おちつくことです。何かいろいろな努力をしないと「澄んだ心」にならない、と構える必要はありません。静かにすわり、息をゆっくり吐くことです。エンパシーム「あゐてにふすいま」の[ す ]は、ひと息ぶん、すむ「間」です。
断崖から転落した私を救ってくれたのは、崖の中腹に生えていた、ふた股に分かれた不思議な樹でした。九死に一生を得たのです。何十年前の体験?いいえ。あの体験を思い出すことで、後から「じかん」を生きているのです。思い出して、後から、その瞬間を思い浮かべて、生き直すことが、ひとつひとつの瞬間を生きていることなのでしょう。
Every moment is life.(思い出す瞬間のすべてが生きている時間)
私たちは、まずじぶんがあって判断や行動がある、と思っています。でも実は、その反対です。行動がじぶんです。じぶんのアクションが集まって「おこない」になる。私たちは、そのおこないで、できている。救命士のジョンさんは言います。「救命室の中のじぶんなんてね、行動あるのみ。じぶんがとる行動がじぶん。それ以外に、じぶんってだれ?」
My true belongings are my actions.
フラワーアーティストのウジさんは言います。「花屋というのは店の花を捨てるんです。売れない花は、処分せざるを得ませんからね。私はそれがイヤで独立しました。今はお客さまへ直接お届けする花だけを扱う、花ブリエです。」ウジさんから頂いた牡丹に、潜り込む蜂!庭に咲いたのは大きな牡丹。いのちのふれあう空気は、いつも和らいでいる。
Be yourself.
「カリフラワー」の料理のレシピからのヒントです。「ゆで方ひとつで、カリフラワーがごちそうに。塩とおいしい油があれば、素材本来の味を最大限に引き出すことがきる。」じぶんという存在もまた、固有の素材です。それを活かせるような、レシピや、調理場や、友と出逢えることを信じて、じぶんをつくるのです。
You’re self-made.(じぶんでつくるじぶん)
エンパシームは、スマホとしてじゃなく、スマホの存在と、周りの空気と、あなたの小さなふるまいで生まれます。作法のためのテクノロジーです。静かにすわり、気持ちをやわらげて。自然な流れにゆだねて、心をこめて、ゆっくりふるまうだけです。エンパグラフにあなたの姿勢と声と気持ちが映ります。伴走者のような道具の手助けがあるからこそ。
No one can live in your stead.(だれの代わりにも、生きられない)
Embrace the moment.(いまというひとときを大切に)
エリック・カール作「ゆめのゆき」より。夢からさめたおじいさんが窓の外をみると雪が積っていました。 おじいさんがいねむりをしている間に雪が降っていたのです。静かにじっとしている時、空気に包まれます。声に出して読む時、声に包まれます。眠りの中で、夢に包まれます。「じっとする、を学ぶ」とは、包まれる実感を思い出すことです。
メソッドとは、ギリシャ語源のことばで「みちにそって進む」という意味です。エンパシーム・メソッドは、エンパシームを自己の修養、プラクティスに使うメソッド。また人と助けあうメソッドでもあります。じぶんを映し、さらに写したものを活かすことで、ひとつの路をつくり、つなげる方法。エンパシームは、映して、写して、移すメソッドです。
Reflect yourself in Empatheme. (エンパシームにじぶんをうつす)