Empathemian, Stevens Creek County Park, California

La vida no es la que uno vivió, sino la que recuerda y cómo la recuerda para contarla.
(生きるとは、人生の出来事ではく、思い出すことである。思い出して、どのように語るかである。)

ガルシア=マルケスのことばです。最後の著作『Vivir para contarla』(生きて、語り伝える)は、生きることと物語をつくることは同じことだというのです。
人は生きる意味を「物語る」ことで生きているー

小川洋子さんと河合隼雄さんの対話から。

人生は、偶然に気づくこと。

身の回りにいっぱい実(種)はある、「場」はあるのに、ただ気がつかないだけ。

「いくら自然科学が発達して、人間の死について論理的な説明ができるようになっても、私の死、私の親しい人の死、については何の解決にもならない。なぜ死んだのかと問われ、「出血多量です」と答えても無意味である。その恐怖や悲しみを受け入れるために、物語が必要になってくる。死に続く生、無の中の有を思い描くこと、つまり物語ることによってようやく、死の存在と折り合いをつけられる。物語を持つことによって初めて人間は、身体と精神、外界と内界、意識と無意識を結びつけ、自分を一つに統合できる。」

「人間は表層の悩みによって、深層世界に落ち込んでいる悩みを感じないようにして生きている。表面的な部分は理性によって強化できるが、内面の深いところにある混沌は論理的な言語では表現できない。それを表出させ、表層の意識とつなげて心を一つの全体とし、更に他人ともつながってゆく、そのために必要なのが物語である。物語に託せば、言葉にできない混沌を言葉にする、という不条理が可能になる。生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに他ならない。」

出典:Gabriel García Márquez Quotes 小川洋子・河合隼雄『生きるとは、自分の物語をつくること』