できる人には、見えないものがある|人は内側から育つ④
できるようになると、身体や認知の働きが変わり、できなかった時のじぶんには戻れません。だから、相手に何が見え、何が聞こえているか、その内側を直接体験することはできません。お手本ややり方を示すことはできても、代わって調節はできない。じぶんでやってみて、気づき、調節する。そのプラクティスによりそうことが外からできることです。
You can’t undo experience. (経験したことは、元には戻せない)
できるようになると、身体や認知の働きが変わり、できなかった時のじぶんには戻れません。だから、相手に何が見え、何が聞こえているか、その内側を直接体験することはできません。お手本ややり方を示すことはできても、代わって調節はできない。じぶんでやってみて、気づき、調節する。そのプラクティスによりそうことが外からできることです。
You can’t undo experience. (経験したことは、元には戻せない)
人から届いたことばを、じぶんの声で響かせる。それが、ことばのタネをまくことです。声にし、聞き、思い出し、経験と重ねるたびに、ことばは内側で生まれ直し、心の働きになります。じぶんを励ましたことばを、今度は人に届ける。ことばは声となって人から人へ渡り、それぞれの内側で育つ。そのプラクティスのエッセンスは、あなたの声です。
Seed your words. (ことばのタネをまく)
自転車は転ばないように教わったから乗れるようになるのではありません。ふらつき、転び、その結果に気づき、ほんの少し調節する。そのくりかえしが「乗れる」に変わります。プラクティスとはこのきめ細かな自己調節です。下手なじぶんをそのまま出すからこそ、差が現れ、気づきが芽吹く。前の経験が次の一回に生かされ、身についていくのです。
Failure is where awareness sprouts. (失敗が、気づきの芽吹く場)
人は、外から教えられたことだけで育つわけではありません。逆上がりも自転車も、じぶんでやってみて、思ったようにならず、違いに気づき、調整することで身につきます。答えも、本人の中に問いが生まれてから届く。プラクティスとは、教わったことをじぶんの中で働かせ、自己調整をくり返す時間です。人が育つのは、ここからです。
Grow from within. (内側から育つ)
プラクティスで声にしたセリフを、その場だけで終わらせません。歩きながら、電車を待ちながら、ふと思い出して口ずさむ。何も見ず、聞かず、自分から声にする回数を増やし、覚えていることばを自然に出てくることばへ変える。日常の中で反復し、じぶんのものにします。場面やリズムごと取り出し、考えなくても口から出ることばへ変えていきます。
気づくとはどういうことか?それは、違いを見つけること。お手本とじぶんの声、前のじぶんと今のじぶんを何度も聞き比べるから、違いや変化に気づけます。気づけない違いは、スローにして時間を広げ、小さなズレを捉える。聞き直し、比べ、書き、もう一度声にする。気づけないじぶんを助けながら、自分で気づき、直せるプラクティスを育てます。
Listen to your voice. Slow it down. (じぶんを聞き直す。じっくりと)
文字で覚えた英語には、日本語の音のしくみでつくったFAKE音が結びついています。文字に戻らず、手本で聞いた実音を思い出す。そのために、相手の表情や動き、情景を思い浮かべます。場面と意味と音を結び、手本なしで想起して、すぐ声に出す。英語耳°トレイルは、思い出すこと自体をくり返し、必要な瞬間に音を呼び起こす力を育てます。
Recall the scene. (場面を思い出す)
ことばは、考えてから処理するのでは間に合いません。聞こえた音を認知し、記憶から取り出し、声にして再現するまでを秒内で行う。短いセリフに時間制約をかけて反復し、時間をかければできることを、その場で瞬時にできる処理へ変えていきます。聞く、取り出す、声にする。その一連の動きを短時間で何度も回し、会話で使える瞬発力を鍛えます。
Process it with intensity. (処理力を鍛える)
魚が一匹も釣れなくても「釣りをした」と言えます。同じように、教えれば「教えた」と言えます。でも、それは相手が身につけたことを意味しません。釣り方やコツは教えられても、実際にやるのは本人です。「教える」と「身につける」の間には、本人がじぶんでするプラクティスがあります。教えるしくみはあってもプラクティスが欠落しています。
魚が一匹も釣れなくても「釣りをした」と言えます。同じように、教えれば「教えた」と言えます。でも、それは相手が身につけたことを意味しません。釣り方やコツは教えられても、実際にやるのは本人です。「教える」と「身につける」の間には、本人がじぶんでするプラクティスがあります。教えるしくみはあってもプラクティスが欠落しています。
ビートとは、音を等間隔に刻む時間単位です。英語は、ストレスから次のストレスまでの時間にあわせて、間の音を短くし、弱め、つなぎ、ときには端折ります。手本の音の長短を聞き、日本語のように一つひとつの音を均等に並べず、ビートの時間枠に収めてセリフ全体をまねる。速すぎて聞こえない音の正体を、耳と声でつかむプラクティスです。
Fit to the beat. (ビートに乗せて言う)