ルーティンのサイエンスとアート ③ 想像するプラクティスのルーティン

何でもルーティンにすることは現実的に不可能です。想像の力でルーティンを補う必要があります。どんな学びにも共通することは、いま、ここで起きていないことを想像することです。相手の身になって感じるような、共感的な想像力を発揮させることが、いわば、修養の共通ルーティンになります。想像のプラクティスをルーティン化することです。

Imginative experiences seed your senses.(想像の体験がセンスを磨く)

ふりかえって見えるもの(Reflect on yourself.)

「過去をふりかえる」と言いますね。私たちは「いつ、なにをしたか」という形式で、ふりかえります。でも、ふりかえる過去のできごとは、消え去り、どこにもありません。思い出す「形式」をもつことで、もういちど、あじわえる。ふりかえる時、ふりかえる場の対象を「過去」と呼んでいるのです。後ろをふりかえるとは、前を向いて歩むことです。

You are connected in time.

記憶のサイエンスとプラクティス ④ 努力が報われるには?

たくさん勉強時間を使っても報われないのはなぜ?想像するプラクティス、それをいつもおなじようにできる姿勢をつくること。記憶のサイエンスをプラクティスに役立てるには、メカニズムを知っているだけでは、身につきません。想像する姿勢をつくる。姿勢と想像のあるプラクティスが持続すれば、かならず、報われます。それも掛け算で大きく。

心の中に生きている (AI時代でも変わらない本質)

心の本質は、じぶんとじぶんではない存在(他者)との関係です。他者とは人間であれロボットであれ、じぶんとはちがう身体をもつ存在。私というじぶんと同様に、他のじぶんが共に生きているのです。心は人間の身体の内側にあるのではありません。私たちはみな共に心の世界に包まれているのです。AI時代も世界の本質は変わりません。

We are life.(存在が心)

見えるものをしっかり見よう

『星の王子さま』に出てきます。「いちばんたいせつなことは目に見えない。」実は、見えるはずのものが、見えていない、気づいていないのかもしれません。また、直接は目に見えなくても、何かに映して間接的に見ることができます。手でふれる、味わう、耳で聞く、体に響かす、声で呼び出す、心で察する、というふうに感じ取ることもできます。

See it through.(先まで見てごらん)

ゆだねる、ひたる、なりきる。(発想とは逆転させること)

「メロンスープの海に浸っている!」ものごとを反転させて考えてみることも大切です。何でもあたりまえになって慣れてしまうことが、「気づく力」を弱めるからです。日常の身近なことで、さかさまにしてみるプラクティスは、こんなところにも!委ねる、という手があったんですね。身体がお湯に包まれるといい気分になりますね。それと同じです。

Immerse yourself.(ゆだねて、ひたれ)

なろうとするから、わかる [アリでも]

アリの気持ちなんてわかるはずない?では、人間の気持ちならわかりますか?じぶん自身の気持ちはわかっているのでしょうか?じぶんもアリと同じぐらいかもしれません。相手の身になろうとしてみるかどうか。気がつくかどうかはそれからです。たしかなことがひとつ。なろうとしなければ、わからない。なろうとするから、わかる可能性が生まれる。

Resonate.(共鳴)

心の地図を歩いている(4) [勇気のとびら]

ことばを写すと地図になります。塑像してみましょう。修養の野原、共感の草原、想像の大空、記憶の海原。習慣の大地、時間の空気、気づきの森、勇気の尾根。作法の渓流、間あいの林、未知の星座、希いの群島。変化の崖道、夢の木漏れ日、センスの鰯雲、チャンスの水平線。あなたはいま、どこにいますか?地図を歩くと勇気のとびらが開きます。

Imagine your trail.(じぶんのトレイルを思い描いて)

心の地図を歩いている(3) [トレイルの楽しみ]

サン・アンドレアス大地溝帯の真上にある森林トレイルの路上に、ひらりと舞い降りた一匹の蝶!地図でじぶんが歩いたトレイルを指でなぞると記憶がよみがえります。英語のtrail は、大地に足跡ができるように、線をつなぐ、という動詞。トレイル空間にいるじぶん。身体内の脳にある「身体運動地図」。そこにじぶんの姿が写っています。

Imagine your trail.(じぶんのトレイルを思い描いて)

心の地図を歩いている(2) [脳の身体地図に世界が写る]

じぶんの指先がじぶんのものであることが、なぜわかる?身体部位のすべてが脳にマッピングされて(写されて)いるからです。脳には「身体の地図」があるのです。その地図上で、運動の感覚記憶が働き、想像するだけで、身体は動いていなくても、脳が活発に働きます。想像することは運動することなのです。世界とふれあうじぶんが脳に映っているのです。

Imagination is a map.(想像は、地図)