共に生きる:花とミツバチの相互アフォーダンスのように
花は蜜を出し、ミツバチの食糧を支えます。ミツバチは花のタネを運び、花のいのちをつなぎます。共に「いのちをつなぐ」営みを助けあっているのです。 じぶんひとりではなく、相手との協働。相互関係の中に生きています。 アフォーダンスは、環境が人間に与えるもの、力。実はそれだけでなく、人間も環境に対して、あるものを生み出せます。
We live together, mutually.(共に生きている。互いに支えあって)
花は蜜を出し、ミツバチの食糧を支えます。ミツバチは花のタネを運び、花のいのちをつなぎます。共に「いのちをつなぐ」営みを助けあっているのです。 じぶんひとりではなく、相手との協働。相互関係の中に生きています。 アフォーダンスは、環境が人間に与えるもの、力。実はそれだけでなく、人間も環境に対して、あるものを生み出せます。
We live together, mutually.(共に生きている。互いに支えあって)
脳はスポンジ。ネガティブな体験をポジティブなことよりも容易に吸収する傾向があります。 脳科学は、15秒ぐらい、よいことに浸る・味わうことで、このバイアスを克服できると言います。味わう?15秒?毎プラの意味 (1)毎日、ひとつずつ (2) my(じぶん自身の)(3)マイクロアクション(小さなふるまい)と関係があります。
Take 15 seconds to savor.(15秒かけて、味わう)
心臓の左心室僧帽弁の逆流を患っているカズコさんのお話をもとにした心臓との想像対話。心臓は生涯にわたりハードワークをこなすガンバリ屋さんです。心拍数は1年間に約3000万回。 心臓は血液を送り出すだけでなく、すべての毛細血管から戻ってくる血を回収します。心臓は鍛えるだけではなく、身体を休め、毛細血管を労ることも大切です。
Imagine an inner conversation between your brain and heart.(頭と心臓の内部対話を想像してごらんよ)
思考とは、内語でふるまうこと。内語とは、内なる発話です。心の働きは脳だけではなく、身体と環境からなるシステムです。想像は「フリ」をすることです。紙の上の数字を視覚的に想像することは、紙の上に書かれた数字を「見るフリ」をすること。ふるまいを演じることが想像であり、心の働きを起こしているのです。内語でふるまっているのです。
Your inner speech is you.
プラクティスはロケットに似ています。でも、ひとりで舞い上がりさっそうと宇宙をゆく姿のことだけではありません。ロケットは(1)ひとりでは飛び立てず(2)身体のほとんどは燃料(3)宇宙空間だから飛び続けられます。ロケットだってひとりではありません。手助けがあり、軌道にのれば飛んでゆけます。気を楽に身を軽くしてゆきましょう。
Being alone is not alone.(ひとりでも、ひとりじゃない)
Be alone to feel connected.(ひとりになるから、つながりがわかる)
小脳の大きさは脳全体の10%ですが、ニューロンは大脳の140億に対して1000億。大脳皮質の指令にそって身体筋肉の微細な動きを調整します。言語でも、リズム感と発音の身体記憶など重要な役割を果たします。小脳をトレーニングするには?絵を見て想像し、セリフを演じることです。イメージとリズムをつなぎ、耳と目の連携を強めること。
私たちは身体サイズで生きています。例えば、呼吸。息を吸いすぎたり、吐きすぎたりはしません。食事も口に入る量をかんで飲み込みます。発話も同じです。声を区切って順に発音します。実は、学ぶ時も身体サイズが重要。学習は、多くを覚えなけばいけない、と気がせいてしまいます。が、自然なふるまいでできない量やスピードは身につきません。
Right size matters.(適切なサイズが大切)
「聞くままに また心なき 身にしあらば をのれなりけり 軒の玉水」(道元禅師)雨が降っている。雨水の音に聞き入っている間は、自分を忘れていて、 雨は意識にのぼらない。ふと、われにかえり、じぶんが雨と一体になっていたことに、あとから気づく。夢中になるフローと、それを自覚できることが、人間に備わった力を引き出すことです。
Let it flow.
ピタゴラスは音階の発明者です。1オクターブとは8個という意味ですが、ドからドは音の周波数が2倍になります。音を整理して並べる音律の法則。それが人間なら誰でも美しいと感じるコンセプトになっています。音は自然現象、整数比は人間の概念。それなのにシンプルな算数で調和するとは不思議です。ピタゴラスと鍛冶屋とそら豆のストーリー。
Time is the soul of this world.(時は、この世界の心)
ティモシー・ウィルソンさんは、膨大な実験で驚くべき事実を明らかにしました。それは「私たちはじぶん自身のことを直接知ることはできない」ということ。「人間は適応的無意識で行動している。意識はとても小さな部分。高度に洗練された無意識と、意識が協力しあい、世界を解釈している。」私たちはじぶん自身を推測しながら生きているのです。