心の溝を克服するために (3)

よい習慣づくりは、むずかしくなっている

よい習慣づくりについて、いい教えはいくらでもあります。
ところが、実現は容易ではありません。

「○○の習慣をつくる」といった自己啓発本は数え切れません。
「答え」を探そうとして、情報はいくらでも手にはいりますが、「実際にやって、ふりかえる」現場がとても少ないのです。

途切れることのない、情報入力過剰の毎日。
静穏のひと時すら、ままなりません。
でも、いまや社会の一部であるネットやスマホを捨てて逃げ出すこともできません。

ともにはたらく

最近、アメリカでこういうテレビCMがありました。ある会社の企業広告です。

赤ちゃんのいる家庭や、おばあさんの生活シーンでナレーションがはいります。

「いちばん大切なのは、あなたが何ができるかということです。自分の生活がいちばん大事であって、それがどんなふうにできているかなんて、関係ありません。人々(people) こそ、わが社の行動の目的です。その裏方のテクノロジーは、わが社が考えています。」

製品や技術の優秀さや、サービスのよさを伝えるという宣伝ではなく、「技術は人々のために」というスローガンをうたった叙情的シーンが映し出されます。