ふりかえる力で身になる(1000回の力)

毎日ひとつずつ、とぎれなく、つくれたのは「歩いた」おかげだ。歩くとは、歩くだけではない。会話にうつし写真にうつし日記にうつすこと。ふりかえってことばにとどめ、それをまたとりだして組み立てること。この地に住んで10年で1000回ぐらい歩いた。1000回歩くと、いろんな未知に出会う。花が実を結ぶように身につくことがある。

What happens if you walk 1000 times? A good thing, or two.(1000回歩いたら?いいことがあるよ)

ハチドリの合図

Chance favors the prepared mind.(偶然は、準備された心に微笑む)

ルイ・パスツールのことば「偶然は、準備された心に微笑む」。「準備する」とは何をしたらよいのでしょうか?実は、何もいりません。近づいて、触れてみること。身のまわりに目をむけること。こころを開いて、おきるかもしれない、と思っていること。そのようにして、毎日少しずつ手入れをしていると、たまたま、いろいろなことが起こります。

じぶんという素材でつくる (3) [アーモンドとブドウ]

梅の花によく似た、アーモンドの花。ほんのりとした香りが春を知らせます。アーモンドの実を細かく擦りつぶし、そこにぶどうを浮かべたメルチェさんのアーモンドスープは絶品。「料理は組み合わせの妙。シンプルな素材ほど組み合わせで意外な味わいになる」とメルチェさんはいいます。じぶんの中の素材も組み合わせてみるだけで楽しいですよ。

Combination is a soul.(くみあわせの妙)

歩くと、ふりかえれる(2)(花=鼻=端)

花。「はな」は、ものごとの先を表すことば。半島の先(例:長崎鼻という地名)、ものごとの先(出ばな、初っ端)。つまり、はな=端=花=鼻。私たちは漢字で意味をわけることに慣れすぎている。便利だが、母語の起源を知らずに暮らしている。似た光景や現象を捉えて、ことばが生まれた。共通のイメージを組み立て直すと実感が湧く。

To walk is to reflect.(歩くこと、ふりかえれる

歩くと、ふりかえれる(1)(のうぜんかづら)

毎日のように、目にしていても、見えていないことがある。単に名前を知っても、見えてない。でも、ひとつのきっかけのおかげで、それまで、見えていなかったことが、わかる。そして、よく見えるようにある。日々、歩いていれば、いつかきっかけが訪れ、気づけます。歩くと、雲を見え、足音を聞こえ、花の香をかぎ、風にふれられます。他にも。

手がかりは、身のまわりにある。(しっかりふれさえすれば)

人間は宇宙の一部。この身を包んでいる自然と共に生きています。でも、ふだん、自分でじぶんを観察することをしないので、そのことを忘れています。でも、本来、私たちと、自然の物事の本質はおなじです。みな同じように、活気をもち、自然に生き生きとする姿はおなじ。その貴重な手がかりが、すぐ目の前にあるのです。手でふれてみることです。

Keep in touch.(しかと、ふれよ)

あたりまえフィルターをはずす (Don’t take it for granted.)

創造的に生きるには?特別なことはありません。だれにでもある、目と耳と口。どこにでもある、光と音と香り。私たちは、ふだんの世界に慣れきってしまい、ほとんどのものごとに「あたりまえ」というフィルターがかかっています。それをそっととりはずせば、身のまわり、じぶんのふるまい、みな不思議ばかりです。不思議は、創造のはじまり。

Don’t take it for granted. (あたりまえ、ではない)

知識は入手する「もの」ではない (knowing thatをknowing howに変えよ)

知識をいくら入手しても、使えなければ知識でありません。知識を授けるとか、知識を獲得するとか、あたかもやりとりできる「もの」のように、私たちは捉えています。でも本質はちがいます。知識は伝えられる「もの」ではないのです。知識は、じぶんの中に起こる「こと」です。心の現象であり、行動のプロセスです。関わって身につけることです。

There’s a difference between knowing the path and walking the path.

道を知っていることと、その道を歩くことはおなじではない)

じぶんの自然リズムで生きている (呼気でわかる)

自然の世界は、自他をわけへだてず、共に、調子をあわせて生きています。人間も実は、同じように、じぶん自身のなかに、同調するしくみを備えています。これを「自己同調」と言います。脳のリズムと身体の活動状態の関係(体温・睡眠・覚醒)も、話している人の単音・単語・フレーズも、また、まばたきやその他の身体の動きも同調しています。

We live in synchrony.(調和して生きている)

野花はともだち

牧野富太郎『植物知識』より。「われらを取り巻いている物の中で、植物ほど人生と深い関係をもっているものは少ない。まず世界に植物すなわち草木がなかったら、われらは決して生きてはいけないことで、その重要さがわかるではないか。」都会でもいたる所に小さな野花が咲いています。声にしてみましょう。「小さなともだちはどこにでもいる。」

The only way to have a friend is to be one.(友をつくる唯一の方法は、じぶんから友になること)