共感する原子 (じぶんとは、ひと粒の宇宙)
じぶんとは、ひとつぶの宇宙。リチャード・ファイマンの詩。「ゆりかごを離れ、こうして今、乾いた土地に佇む私は意識ある原子。好奇の目をもった物質。思惟することの驚異に打たれ、私は海辺に立ちつくす。その私は、原子の宇宙、宇宙の中の原子。」原子たちはもうとっくに入れ替わっているのに、一年前に私の頭の中に起こっていたことを思い出せるとは。」
I am a piece of the universe.(じぶんは、ひと粒の宇宙)
じぶんとは、ひとつぶの宇宙。リチャード・ファイマンの詩。「ゆりかごを離れ、こうして今、乾いた土地に佇む私は意識ある原子。好奇の目をもった物質。思惟することの驚異に打たれ、私は海辺に立ちつくす。その私は、原子の宇宙、宇宙の中の原子。」原子たちはもうとっくに入れ替わっているのに、一年前に私の頭の中に起こっていたことを思い出せるとは。」
I am a piece of the universe.(じぶんは、ひと粒の宇宙)
チャールズ・ダーウィンは『進化論』で、生物の進化のしくみを説いただけでなく、家の庭で40年間、土の世界を研究し、ミミズが土を耕していることを明らかにしました。身のまわりの小さな不思議に目をむけると、そこに驚きと発見の世界があります。じぶんという存在も土のようなもの。じぶんがじぶんの相手になれば未知の世界に出会えます。
Cultivate my soil. (じぶんという土を耕そう)
仏教は、仏の教えと書きますが、これは明治につくられた言い方で、それまでは仏法でした。人間にとって最も切実なテーマは「生老病死」という「解決はできない」問題です。が、解決できずとも、安らかに生きることで「克服」できます。この宇宙のあらゆる存在に共感して、安らかに生きるプラクティス。そちらへみちびいてくれる智慧が仏法です。
Relax.Let it go.(心を楽にして)
「読書百遍、意おのずから通ず」と言います。何度も繰り返し読めば、内容が自然にわかるようになる。素読と呼ばれるこの学習方法は、声に出して読むことです。師や友と学ぶ環境の中で、姿勢を整え、 空間にことばを放ちます。それは身体の中に響き、空間からも耳に届きます。ことばを出力することで脳にも入力が刻まれ、身につくのです。
Feel your voice.(じぶんの声にふれよ)
「じぶんという身心土壌」に手入れをしましょう。私たちが生きる糧は「静穏」という土壌で育ちます。静かにすわり、息を吐いて、力を抜きます。落ち着いて、自然に出ることばを声にすること。身をもって出力することばが糧になります。身をもって、相手に語りかけ、呼びかけること。エンパシームを開くと、じぶんという土壌の手入れができます。
Cultivate Soul. 心をやしなう。
スピノザは「原因は 結果の中で自らの力を表現するもの」だと言います。私たちは、原因によって結果が引き起こされる、と考えますね。でも、ひとつの出来事は様々な要因が組み合わさっているのに、結果から判断して、あとから「原因→結果」のように定めるのです「考え方を変える」には、順序をさかさまにしてみれば、ヒントが得られます。
Try this. See it the other way round. (反対向きに見てごらん)
氷河期のアルプス。フランスのショーヴェ洞窟一帯は多くの動物と人間が暮らしをともにできる、氷の谷間でした。壁画の描かれている洞窟は、入り口から何百mも入った奥まったところにあります。動物を描くということは人間の精神にとって根源的なこと。生きているものを描くことは精神的な営み、心のできごとです。人間は昔から、心の人なのです。
We are mind.(人間は心の存在)
人生ということばを聞くと、じぶんが生きる以前に、漠然と「人生なるもの」があるかのような気にさせられます。でも、それは「人生」という概念上のこと。便宜的に「人の一生」を一般化しているだけです。人生は夢見るものではありません。夢を生きるのです。夢を生きるとは、ねがうこと。ねがうふるまいを、ふりかえって確かめることです。
Don’t dream your life. Live your dream.(ねがいを生きよ)
宮沢賢治『インドラの網』と早田文蔵の描いた華厳経の「高次元分類ネットワーク」インドラの網とは、無数の宝珠(ほうじゅ)が結びあい、ひとつひとつがたがいに映しあうという、大乗仏教(華厳経)の宇宙観を表すメタファです。私たちは、インドラの網のようにつながった「共感の宇宙」に生きています。夜の大空を見上げるだけで実感できます。
We are the network.