味わう「15秒」が大切な理由(修養の意味)

脳はスポンジ。ネガティブな体験をポジティブなことよりも容易に吸収する傾向があります。 脳科学は、15秒ぐらい、よいことに浸る・味わうことで、このバイアスを克服できると言います。味わう?15秒?毎プラの意味 (1)毎日、ひとつずつ (2) my(じぶん自身の)(3)マイクロアクション(小さなふるまい)と関係があります。

Take 15 seconds to savor.(15秒かけて、味わう)

緑に包まれて

奥武蔵の小さな田舎に暮らしていると、ご近所の石仏さんはみんな友達のようなもの。あそこの弁才さんもこちらのお地蔵さんも、このさわやかなかじかの声に聴き惚れているだろうな、隣町のお不動さんの滝壺には水は落ちているだろうか、たまには行ってあげないと..などとなどと想像します。石仏のこころ。いのちの世界。いつも共に。

心の中に生きている (AI時代でも変わらない本質)

心の本質は、じぶんとじぶんではない存在(他者)との関係です。他者とは人間であれロボットであれ、じぶんとはちがう身体をもつ存在。私というじぶんと同様に、他のじぶんが共に生きているのです。心は人間の身体の内側にあるのではありません。私たちはみな共に心の世界に包まれているのです。AI時代も世界の本質は変わりません。

We are life.(存在が心)

ひとりを自覚する勇気がじぶんの証 [だれにも知られない努力こそ]

Character is what you are in the dark.(だれも見ていないところのじぶんが真のじぶん)

友人のバル・ミツヴァ(ユダヤ教の成人式、Bar mitzvah)に招かれた時のこと。共同体に仲間入りする13歳の少年に語りかけるラビの話にこのことばがありました。 厳しさと同時に、やさしさのある、はげましのことばでもあります。だれにも知られなくても、努力はじぶんの証です。ひとりを自覚する勇気こそ、じぶんの証になります。

ハートのコミュニケーション(心臓との対話)

心臓の左心室僧帽弁の逆流を患っているカズコさんのお話をもとにした心臓との想像対話。心臓は生涯にわたりハードワークをこなすガンバリ屋さんです。心拍数は1年間に約3000万回。 心臓は血液を送り出すだけでなく、すべての毛細血管から戻ってくる血を回収します。心臓は鍛えるだけではなく、身体を休め、毛細血管を労ることも大切です。

Imagine an inner conversation between your brain and heart.(頭と心臓の内部対話を想像してごらんよ)

内語をふるまう

思考とは、内語でふるまうこと。内語とは、内なる発話です。心の働きは脳だけではなく、身体と環境からなるシステムです。想像は「フリ」をすることです。紙の上の数字を視覚的に想像することは、紙の上に書かれた数字を「見るフリ」をすること。ふるまいを演じることが想像であり、心の働きを起こしているのです。内語でふるまっているのです。

Your inner speech is you.

マティスさんの葉っぱ [勇気がオリジナルをつくる]

創造とは、何もないところに、ひとつしかない、オリジナルなものを編み出すことです。トライをくりかえし、じぶんにたずねることです。「うまい、へた」のスキル以前に、やってみるフォーム(姿勢)。スキル以上に、ひとつを選びとるセンス。それは、じぶんとのつながりで世界をみる心です。オリジナルな何かをつくりだす力は、勇気です。

Creativity takes courage.(勇気がオリジナルをつくる)

歩きはじめれば、どの路もつながる

「路を歩く」にもこんなちがいがあります。(1)路を知っていることとその路を歩くことのちがい。(2)路を歩くことと歩き切ることのちがい。(3)路を歩き切ることと路をつくり出すことのちがい。(4)路をつくり出すことと路をわかちあうことのちがい。大切なことは歩きはじめることだけです。歩きはじめれば路がつながっていきます。

Make one step.(一歩を出す)

Life is an adventure (2) [ヘレンケラー]

Life is either a daring adventure or nothing. (人生はやってみて何かに出会うか、なにもせずにいるかのどちらかだ)

adventure(冒険)とは、危険を冒して旅を続ける話だけではありません。偶然に遭遇すること、運や縁にめぐまれること、たまたま起きること、という意味です。知らないことに心をひらくこと。身近な世界にこそ冒険があります。ふだんの生活の中にこそadventureはあります。未知にであう体験。いちばんの未知は、じぶんです。

Life is an adventure (1) [カロリーヌの冒険]

冒険とは未知にであうことでじぶんが変化する物語。知らないところではじめての体験をして帰ってきます。未知のものごとにふれることで、じぶんの心の世界が広がります。子供の頃、あんなに楽しかった冒険の絵本を、大人になると読まなくなるのはなぜでしょう?「なんともない」ことにじぶんを慣らしてしまったからです。冒険がないからです。

Inspire Wonder.(未知に心をひらいて)