心の免疫力をつくる|Resilience ⑤
レジリエンスとは、何があっても元気でいることではなく、元気を取り戻せること。人間には、傷を癒し、疲れから戻る力がもともと備わっています。心もおなじです。心だけを鍛えるのではなく、食事、睡眠、運動、そして笑う、感謝する、耳を傾けるといった毎日のふるまいが、安心感を育みながら、本来の回復力を引き出し、心の免疫力を育てます。
Build your inner immunity.(心の免疫力をつくる)
レジリエンスとは、何があっても元気でいることではなく、元気を取り戻せること。人間には、傷を癒し、疲れから戻る力がもともと備わっています。心もおなじです。心だけを鍛えるのではなく、食事、睡眠、運動、そして笑う、感謝する、耳を傾けるといった毎日のふるまいが、安心感を育みながら、本来の回復力を引き出し、心の免疫力を育てます。
Build your inner immunity.(心の免疫力をつくる)
「プレッシャーに負けた」ということばを、よく耳にします。でも、プレッシャーの中で現れるのは、特別なじぶんではなく、いつものじぶんです。プレッシャーが原因だと思うと、「もっとがんばれ」「ここで力を出せ」とじぶんを追い込みます。プレッシャーの中で必要なのは、特別なじぶんになることではなく、いつものじぶんに戻ることです。
Resilience. You need your everyday self to return to.(回復力ー戻る先は、いつものじぶん)
敗北のあと、「相手が強かった」「経験不足だった」と結果を説明します。けれど、次を変える原因は、試合の前、プラクティスにあります。敗者になるとは、自分を責めることではなく、今までのプラクティスでは届かなかったと引き受けること。そこから、いつものプラクティスに戻り、また挑戦する。続けているかぎり、敗者のままではありません
Embrace defeat. Return to your practice.(敗北を受け入れ、プラクティスに戻れ)
「メンタルが強い」とは、勝敗という結果だけを評した比喩にすぎない。勝てば強いと言われ、負ければ弱いと言われる。結果から原因がつくられ、負けた者は弱い人にされてしまう。だが脳には攻めると避けるの二つのモードしかなく、日々のプラクティスがその切り替えを左右する。育てるべきは強いメンタルではなく、立ち直るプラクティスである。
Stay on.(そのままで)
折れない、負けない、あきらめない。すべて結果をあらわすことばです。私たちは、その結果を先に掲げ、そこへ向かおうとします。でも、順序は逆です。レジリエンスとは、崩れないことではなく、崩れたところから、ふだんのじぶんへ戻る力です。必要なのは、戻るためのプラクティスです。かんばることばの前に、まず戻ることばを持つことです。
Practice returning.(戻ることをプラクティスする)
勝負は相手に負けるのではありません。Approach(向かう)からAvoidance(避ける)へ切り替わった瞬間に負けが始まります。Approachではドーパミン、Avoidanceではコルチゾールが優位に働き、この二つのモードは同時に成り立ちません。スキルだけではなく、それを発揮できる「状態」が勝負を決めるのです。
Get back to your practice. (いつものじぶんに戻れ)
ほとんどの草木は「疾風勁草」です。風の流れに身を委ねて、身体をしなやかに、いっしょに揺れています。プラクティスの持続もおなじです。時間がない!という気持ちをつくりだして、それに抵抗することではなく、「時間は時々ある」という気持ちに委ねること。できないことにではなく、できることに目をむけましょう。しなやかな草のように。
Be flexible. Be resilient.(しなやかに、おれないように)