修養のイノベーション (1) エンパシームでひらく路

私は、スマホ登場以前より携帯、スマートフォン の開発に関わりました。全世界にむけ、XPERIA シリーズを含む 200 機種、5 億台の商品、技術 開発を指揮、事業・経営の責任者をつとめました。
 

そこで、テクノロジーと人間の間に、ある溝が広 がり、人間の心の中にも溝をつくっていることに気づきました。その溝は、技術のあり方だけでなく、人間に備わった本来の力を引き出す総合的な方法なしには、克服できないことを痛感したのです。

 

2012 年、米国シリコンバレーに SomniQ, Inc を設立して以来、従来とは異なる総合的なアプロー チを独自の研究開発によって模索してきました。そ れが、人間と機械が共に働き、自然な流れで「間」をつくることで、ふだんは気づいていない人間の力を引き出す方法「エンパシームメソッド」です。

謙虚、思いやり、感謝の心。

ダン・オキモトさんのご縁で、シリコンバレーにお見えになった山中伸弥先生のお話を聞く貴重な機会を得た。

山中先生は、「26才の時に父を肝炎で亡くした、その時の無力感」が科学者としての出発点であり、より所になったとお話になった。ミシン開発者のお父上は、病床で、あとをつがずにサイエンティストをすすめ、そのお父上の死が外科から研究に向かわせたのだと。

先生が大切にしていることばは、このふたつ。
おかげさま
身から出たサビ

よいことは他人に感謝、うまく行かないのは自分のせい。お母上のことばをそのまま、シンプルなモットーにして、大切にしている、と。