「姿勢」が考えをつくる

「人間は頭で考え、考えていることを行動する」という見方を反転させると世界が違って見えてきます。ギブソンは、環境との相互作用の性質をアフォーダンスと呼びました。椅子にすわることも、全身と椅子の相互作用です。ものごととじぶんの間にアフォーダンスがあるから、考えたり、行動できるのです。姿勢はアフォーダンスを引き出す力です。

Sit still, breathe out. It makes you calm.(静かにすわり、ひと息はくと、落ち着ける)

その場になれば、思い出す。

日常生活のルーティン、例えば、歯磨き。覚えている、ということを忘れているぐらい、身についています。自分ひとりでやっているのではなく、環境と共に覚えているのです。寝る前、洗面所に行けば、自然に思い出せる。鏡や歯ブラシは、そこにあることで合図を出しています。思い出や想像も環境とやりとりによって、記憶として現れてくるのです。

You don’t need to remember all the things. They remember you. (なんでも覚えようとしないで大丈夫。まわりが覚えていてくれる)