落花生の都合

The way up and the way down are one and the same.(のぼり坂とくだり坂、どちらもおなじ道)

落花生は不思議な植物です。地中にカプセルをつくって実を結ぶ花。実は、土の中に、カプセルができるから、実ができるのです。カプセルができないと実にはならない。私たちは、どうも「原因→結果」と「手段→目的」という、後づけの考えに慣れすぎています。何でも人間の都合であてはめるというルールに。落花生はそんなふうに考えていません。

直球という変化球

直球とは、実は変化球です。地球上では重力がかかるので、飛んでいるボールも下に落ちるはずですが、落ちずにまっすぐボールが飛ぶのはなぜでしょう?飛行機が飛ぶ原理と同じです。ボールには縫い目があり、回転がつくことで上に持ち上がる力(揚力)がつきます。直球ということばがフレームになっているため、見方を反転させてみると新鮮です。

Why don’t you give it a try?(じぶんで考えてみよう)

Try it The Other Way Round ② さかさまにしてみる

地図をさかさまにしてみると新鮮な驚きがあります。「さかさまにしてみる」ことは、身についた習慣に気づくきっかけになります。「こうしたら、どうなる」という答えがすぐに得られると、気づかぬうちに考えていることも、ひとつの強力なフレーム(捉え方の枠組み、習慣)です。さかさまを試すことで、じぶんに気づく可能性がぐんと増えます。

You can always try it the other around.(いつだって、さかさまにしてみることができるよ)

Try it The Other Way Round ① くるくる反転

むいたリンゴの皮を観察したことはありますか?はじめ右巻きにむいていたはずの皮が、最後は左巻きになっていますね。物事は反対側から見てはじめて、ふだんのじぶんの見方に気づきます。見方を変えようと思ってもきっかけなしには変わりません。見方自体が固定されているからです。むいたリンゴの皮のくるくるに、じぶんの姿が映っています。

The other way around.(反対むきに)

考えを発明する ③ そのつもりになるだけで

Invention is the mother of necessity.(発明は、必要の母)

必要は発明の母ということばがありますが、じつは、発明は必要の母でもあります。発明は、答えを探すのではなくて問題を見つけること。それがもうそこにあるつもりで、想像したもので、何かが解決できることが、問題の発見。想像が先にありコンセプトがつくって、それでどんな問題が解決するのか。つくってみる。試して、具体化することが発明。

考えを発明する ② 答えではなく、問題を見つける

発明とは、問題を解決するような役に立つものをつくることではなく、まず、問題を発見することです。これまでそのようには誰も見ていなかったことに、新しい見方をつくること。解決策を探すのではなく、問題を探すのです。発明は日常生活の中で「あたりまえになっている」じぶんの見方に新しい風をいれること。逆さまに想像してみることです。

Create ideas that you can find problems to solve with.(解決すべき問題を見つけるためのアイディアをつくれ)

さかさまに考えると気がつく

「逆問題」と呼ばれる問題の捉え方があります。物事を想像したり、調べて推測したりする時、順方向に考えるか、逆方向に考えるか。順方向とは、原因から結果、入力から出力を求めること。逆方向とは、結果から原因、出力から入力や入出力の関係を推定することです。実は、ものごとをさかさま方向に捉え直してみることで、気づくことがあります。

Try the other way.(反対むきにやってみよう)

あべこべの気分になれる

絵本『カエルのおでかけ』。カエルにとっての「いいお天気」は雨の降る日です。カエルの気分になると見える世界。いったん「さかさま」になってみると、物事は意外によく思えてきます。心が軽くなります。私たちの日常にもにたようなことが、たくさんあります。声に出して言ってみると、その声がひびいて、ただのあべこべではなくなりますよ。

Try the other way round.

世界は「原因→結果」だけではない

私たちは「原因→結果」という線の考え方に慣れています。一方、「原因と結果をつつむ場の性質」についてはあまり考えません。岩田慶治さんは、こう言います。「飛ぶ鳥が道を間違わないのは、空中に道があるからである。出発点が到達点だったのだ。このことは人生の生死を考えてみれば、よくわかるだろう。表裏一体、生死はひとつなのである。」

Life is not a one-way street.

原因は後からできる!

スピノザは「原因は 結果の中で自らの力を表現するもの」だと言います。私たちは、原因によって結果が引き起こされる、と考えますね。でも、ひとつの出来事は様々な要因が組み合わさっているのに、結果から判断して、あとから「原因→結果」のように定めるのです「考え方を変える」には、因と結果をさかさまにしてみれば、ヒントが得られます。

Try this. See it the other way round. (反対向きに見てごらん)