千が一になる(道は心の友)

千里の道も一歩からということわざがあります。でも、一歩を踏み出しても続くだろうか?こんなふうにも歩くこともできます。「一歩の中に千里あり。千里の中に一歩あり。千里を歩いて一歩になる。一歩の中に千里の喜び。切り拓く道。未知と出会う道。道を進むと千が一に、道を登ると一が千になる。道は長くつづく道。道はいつも心によりそう友。

One thousand clouds make one sky.(千の雲がひとつの空をつくる)

Less is More (9) アロス・ア・バンダ(絶品の秘密)

Arroz a banda。魚介の出汁とごはんだけ。少し、レモンを絞り、おこのみで、アリオリをつけ、おこげをこそいで。絶品の秘密。すべての魚介類がコミットして(じぶんを投げ入れて)この料理をつくりあげています。Less is more(ひとつに集中)して、Skin in the game(コミットしている)からです。

Less is more.(少は多なり)

心を写す「きもちよさそうな おふね」

うれしい朝、眠たい海、気持ちよさそうな舟。心をうつすことば、ことばに映る心。私たちは、気づかぬうちに、心をうつしています。やわらいだ気持ちでつむぎだすことばに、じぶんの無意識が写ります。心は、ことばにうつして、ふれるもの。いいえ、それだけではありません。ことばをわかちあって、みんなで心をうつしあうことができます。

Happy morning, still sleepy sea.(うれしい朝、ねむたい海)

天が引っ張る力(観察と想像)

微かな風にセコイヤの枝葉が揺れている。暑い日中、30メートルはあるであろう、その樹内は上昇水流で満ちていた。休養の合図とともに、水流はゆっくりと下へむかって降りてくる。あんなに高いところまで、どうやって水をもちあげるのだろう?天から呼び声がかかると、根から吸い上げた水の粒が集まり、連なって幹の導管内をのぼっていくのだ。

Your self-talk inspires your imagination.(じぶんに語りかけるから、想像が広がる)

「やわらぎ」を組み込んだ作法

作法とは、古くからの決まり事のことではありません。運動でも料理でも演奏でも、所作を定めたルールがあります。それらはみな、ある姿勢・状態をつくる方法です。身体でふるまいを身につけるために作法がいるのです。作法で反復することで無意識的にできるようになります。作法はプラクティスへの導き。最も大切なことは心を和らげることから。

Clear your surrounding.

ネタ切れ?③ [あそびがない?]

立ち止まる。道をそれる。楽しむあそびがいります。あそびがあると気づくことがあります。気づくとは、変化にふれることです。変化にふれると、ちがいだけでなく、何かと何かが似ているな、といった共通点にも気がつきます。大切なことは、ふりかえることです。素通りしてないかな?あそびはあるかな?ふだん、じぶんに声でタネをまくことです。

Ask yourself.(ふりかえる)

宇宙のものさし [じぶんのものさしは?]

私たちは、秒速 600kmで宇宙を移動しています。地球は太陽系の一員。太陽は天の川銀河の一員。動かなくても、1日で5000万キロを旅しています。宇宙誕生時の光による「温もりマップ」。「宇宙のものさし」に照らし合わせると想像が膨らみます。ひとりでは気づけないけれど、ちがうものさしの存在を知るだけで気づけることがあります。

Change your scale.(ものさしを変えよ)

まず、和らぐことから始まる。

「十七条憲法」のエッセンスは「和らぐことがいちばん大切」ということです。やわらぐとは、おだやかになることです。和とは、異なるものが混ざり、親和すること、調和することです。そのような空気をつくるための姿勢が大切。ひとりの人間でも集団でも同じです。空気が冷たいと、体がかたくなります。ストレスを感じ、エネルギーを消費します。

First things first.

じぶんという素材でつくる

「カリフラワー」の料理のレシピからのヒントです。「ゆで方ひとつで、カリフラワーがごちそうに。塩とおいしい油があれば、素材本来の味を最大限に引き出すことがきる。」じぶんという存在もまた、固有の素材です。それを活かせるような、レシピや、調理場や、友と出逢えることを信じて、じぶんをつくるのです。

You’re self-made.(じぶんでつくるじぶん)

くりかえしは、いのちのリズム [やすらぐ]

Do it over.

「くりかえし」はいのちのリズムです。柳澤桂子さんは言います「生命が誕生してからこの方、太陽は10の11乗回昇ったり沈んだりしている。人間は地球上に10の9乗回繰り返され、独りの人間を構成している細胞は6の14乗回繰り返されている。くりかえしそのものの中に、私たちは安心感、安らぎを感じるのではないか。」