声が、心身をつくる。
Your voice is you.
自分が出し続ける声は、食べ物のように取り込まれ、それによって心身がつくられます。「声を出す」という行為は、全身の生命活動を使うこと。呼吸器官をはじめ、共鳴する口腔や骨、鼻や顔の骨格や筋肉などから、足の先に至るまで影響を受けます。それが、声が聴覚と脳と喉頭周りにとどまらずに、身体全部へのフィードバックを起こす仕組みです。
Your voice is you.
自分が出し続ける声は、食べ物のように取り込まれ、それによって心身がつくられます。「声を出す」という行為は、全身の生命活動を使うこと。呼吸器官をはじめ、共鳴する口腔や骨、鼻や顔の骨格や筋肉などから、足の先に至るまで影響を受けます。それが、声が聴覚と脳と喉頭周りにとどまらずに、身体全部へのフィードバックを起こす仕組みです。
井上円了は生涯をかけて宇宙と心の「不思議」を探求し、その哲学を全国津々浦々、5400回人々に語りかけました。自然にふれて、不思議を学ぶのです。未知にふれると想像がわきます。わからないものがある、ということを教えてくれる。その自然に包まれて生きているのに、それを忘れている。心をひらけば、世界の不思議に気づかされます。
Open up your heart.(心をひらいて)
想像力は、人間に備わった最も大切な能力のひとつです。というより、私たちは、つねに想像しながら生きています。生きていることの一部。自然の想像力を生きている。想像しながら生きていることは、自然の想像力そのものなのです。ファインマン博士のエピソードから、その一端を垣間見て、じぶんも実験して、想像をたのしむことができます。
Fun to Imagine.(想像は、たのしい)
英文法の冠詞「aとthe」を題材にした、意外なお話です。名詞につけるというけれど、どう見ても、aやtheの後ろにものの名前がくっついています。声に出す時、aやtheを先に言いますよね。ことばは発声の順番にしか話せないし、書けません。文法の説明は時間を無視した、現実にはありえないことを言っています。どういうことでしょう?
That’s the thing.(まさに、それ)
「失敗を恐れるな」は、よく聞くことばです。でも、すでに「失敗=怖いもの、よくないこと」という雰囲気が漂っています。本来、失敗は「恐れる・恐れない」という対象ではなく、学びのいちばん大切なプロセスです。気づかぬうちに「何も試さず、その機会を捨ててしまう」という選択肢を選んでいるのだとしたら、それこそが本当の「失敗」です。
Give it a try.(やってみよう)
oǒ’boǒntoō (Ubuntu)
アフリカのズールー語で「ウブントゥ」ということばがありました。人の心を表す太古からのことばです。I am because we are.(じぶんは、みなと共にあるから、存在している)私たちは、だれひとり、ひとりぼっちではありません。そのような人間はどこにもいないからです。他者とつながっているからこそ、人間なのです。
Chance favors the prepared mind.(偶然は、準備された心に微笑む)
ルイ・パスツールのことば「偶然は、準備された心に微笑む」。「準備する」とは何をしたらよいのでしょうか?実は、何もいりません。近づいて、触れてみること。身のまわりに目をむけること。こころを開いて、おきるかもしれない、と思っていること。そのようにして、毎日少しずつ手入れをしていると、たまたま、いろいろなことが起こります。
ソクラテスの「汝(じぶん)を知れ」ほど、ほとんど正反対の意味に受け取られていることばはありません。「じぶんを知れ」とは、知ったつもりになることではなく、また「自分には、その知識がない」ということでもありません。じぶんを知るとは「じぶんは知らない」ということに気づき、それを声に出していつも思い出せるようにすることです。
Say you don’t know it.(じぶんが知らないことを、そのまま、知らないと言う)
ルソーのことば「私たちは、二度、生まれる。一度目は存在するため、二度目は生きるために。」二度目の「生きる」とは、世のため、人のために生きる自覚をみずから育てるという意味です。自分を大切にして、他者、社会を幸せにするように生きることが喜び。他者への共感が自己を学ぶ基礎であることに気づく時、勇気が自然に湧いてくるのです。
We are born twice over, into existence and life.
ことばの原点は身体を使ってセリフの出し入れすることです。声に出す行為が、音とイメージをつなげます。その妨げになるものは、気づかずにしている「思い込みやクセ」です。例えば、日本で広く浸透している「英語を日本語の単語に置き換えて、文字で覚える勉強」もそのひとつです。そのことに気づけると「ことばのつながり」ができてきます。
Unlearn some of your current practice that hold you back from learning new things. (学びの妨げになるクセをなくそう)