自然を活かす [テクノロジーの本質]

テクノロジーとは何か?ブライアン・アーサーさんはこのように定義します。(1)テクノロジーはすべて要素の組み合わせである(2)要素それ自体がテクノロジーである(3)何かの目的において自然現象を利用している。人間もまた、自然の一部です。人間は、道具を使うだけでなく「ふるまい」でできています。じぶんという自然を活かすために。

A technology is a phenomenon captured and put to use.(テクノロジーとは捉えて利用できるようなった自然現象)

小さな修養の原理① (95%は無意識のふるまい)

プラクティスとは、意識した「練習」だけではありません。それは全体のごく一部。気づかずにくりかえされている、じぶんの心身の動きです。プラクティスの95%は、無意識的。たとえば、ほんの数秒が待てず、いらいらすること、ありませんか?それは「いらいら感じる」プラクティスをしているのです。そう捉え直すことで見え方が変わります。

You are practicing judging something without knowing it.(知らないうちに、答えを決めるプラクティスをしている、じぶん)

「2秒セリフ」が英語のとびらをひらくカギ

すべてに通じるカギ。それは「2秒のセリフ」のプラクティス単位です。何をどれだけプラクティスするのかを、ふりかえり、自覚できなければ努力が報われません。私たちは、吐く息にのせて話します。日常会話の発話の9割、ほとんどのセリフは2秒以内です。発話の現実にもとづいて「くりかえし・ふりかえり・わかちあう」ことが最大のカギです。

英語習得の最大のボトルネックを克服する「2秒」

すべての学びの土台は覚えることです。一瞬で覚えて、ことばの出し入れを処理する「脳の作業現場」ワーキングメモリ。その重要性が科学的に明らかにされていながら、日常英語の現実に即した具体的なトレーニング方法がありませんでした。ことばを身につける基本最小単位は、身体を使って「出し入れ」をくりかえすことのできる、2秒という時間。