言語の本質

Language is replication.(ことばは復元)

「原理を身につける (2) 音は短い」の続きです。

言語の本質は、「音を瞬時に復元し、思い出して再現できること」です。
その上で、「ことばは、〇〇〇。」とは?
カタカナ3文字です。

本質は、とてもシンプルです。
あたりまえのようで、ほとんど考えてみることもないようなことに注目します。

ことばは、相手とのやりとり。
セリフを、交わすことです。

じぶんひとりで考えている時も、
実は、脳内でセリフのやりとりを演じています。

もちろん、そのような意識はほとんどないでしょう。
それは、身についているからです。

Language is interaction.(ことばはやりとり)

私たちはセリフごとに話します。
単語だけで話す人はいません。
話すのはセリフ。

いくつかの単語がつながっています。
Hello、ひと言でも、それはひとつのセリフです。

ひと息の発話。
思いや考えの、ひとまとまりを音列で表現します。

「単語を並べて文をつくる」書きことばと何が違いますか?
書きことばには、時間がありません。
戻って読み直すことも、書き直すこともできます。

話しことばは、もどれません。
言い直す、とはもういちど、あらためてセリフにすること。
出してしまったセリフを、もういちど言うことはできません。

あたりまえに聞こえるでしょう。
でも、これは根源的なことなのです。

セリフには、声音こわねリズムがあります。
声音とは、音の全体感です。
情感、雰囲気が含まれます。

セリフには、リズムがあります。
リズムによって、短い音列の復元・再現が容易になります。

セリフは、相手とのやりとりを想像することです。
音を聞いて、情景のイメージが浮かぶ。
場面を見えると、音を思い出す。
このように、脳内で瞬時の結びつきができるのは、リズムによって助けられているからです。

映画は日常会話の縮図です。
英語で会話で特徴的なこと。
以下の動画をごらんください。

こんなふうに、短い音列をリズムにのせて。

リズムミラー(That’s the way I see it.)

原理を身につける (4) 頻度は〇〇〇る。へつづく(明日の配信後、リンクされます)

原理を身につける (2) 音は「 」い。へもどる

出典・参照:以下のエンパレットなど

エンパシーム研究開発と参照領域図(インナースピーチの関連エンパレット集)

ことばは寄りそいあう① [言語の本質はつながり]

じぶんの中にコロンブスの卵を見つける