結びつけることば

アルバート・アインシュタインのことば、E=MC^2
宇宙のことば。数学のことば。もちろん、人間のことばです。人間がみる世界をあらわすことば。

数式に使われる等価記号「=」は、「イコール」と呼び、何かと何かを結びつける役割を果たします。このことばが、何を意味しているかといえば、「物質とエネルギー」は「光が進む速さ」の二乗に比例して「入れかえ」ができるということです。

と聞いて、「あー、科学の説明ね」とやりすごさずに、アイシュタイン博士の「声ことば」を受け取ってみましょう。物質は「もの」、エネルギーは「こと」だとして、それらは一見別々の、ちがうものだと思っていたふたつの物事が、実は入れ替え可能な「ひとつのおなじ物事」として結びつけられるよ、と語っているのです。

静寂の開放感

アルプスの山麓、イタリアのピエモンテ州。

幾重にも重なりあう葡萄畑の丘陵の合間を縫って車を走らせ、ようやくたどり着いた。

煙雨にひっそりと佇む、ロマネスクの修道院。周りに人家はなく、人影も見えない。ゆるやかな谷の傾斜に立つ修道院は全身がレンガ色で、雨にしっとり濡れた屋根の所々が光ってまだら模様に見える。すぐむこうの森は霧に包まれて、その先は何も見えない。

何という静寂だろう。

身をもって、じぶんに関わる。

「何をやるにも、時間がない。目的意識を持ち、計画を立て、時間をもっとうまく管理しなくては!」

忙しく、スケジュールいっぱいの毎日。ふだん、そんなふうに思っていますよね。しかし、時間を管理するとは、一体、どういうことでしょうか。時間は、管理するどころか、直接何かできる対象ではないですね。

トニー・シュワルツさんは、こう言います。

It’s not time. It’s energy.
「時間管理ではなくて、自分のエネルギーの活用。
個人でも組織でも、手持ちの力を使えるかどうか。」