Empathemian『Todays’ Deed』

Energy matters.(余力があるかどうか)

「何をやるにも、時間がない。
目的意識を持ち、計画を立て、時間をもっとうまく管理せよ!」

忙しく、スケジュールいっぱいの毎日。
ふだん、そんなふうに思っていますよね。

しかし、時間を管理するとは、一体、どういうことでしょうか。
時間は、管理するどころか、直接何かできる対象ではないですね。

トニー・シュワルツさんは、こう言います。

It’s not time. It’s energy.

「習慣は、時間管理ではなく、自分のエネルギーの活用。
個人でも組織でも、手持ちの力を使えるかどうか。」

手持ちの力とは?
身体の健康、感情や意識の力です。
ただ、そのような精神的なエネルギーはうまく管理できるのでしょうか?

気分がのらないと、やる気はおきず、
物事は思うようには進みません。
意識してコントロールできることにも限界があります。

つきつめると、じぶん自身と関わるプラクティスをすることです。
じぶんと関わるって?

言い換えてみます。
それは「自分中心の価値判断を忘れるひと時」を持つことです。

その状態をマインドフル (mindful)と呼びます。
ただし、「10分でマインドフルになるぞー」といった意識ではありません。

10分のじかん、マインドフルになれるのでは?
はい、そうです。でも、その時の状態が大切。

静かにゆっくりと、その場に委ねて、
じぶんの素顔にむきあうことです。

シュワルツさんはこう説きます。

「自分にとって、大切なことや信念を確認するための、静かな内省こそ最重要。
その小さな「儀式」をもつことだ。
自分にむけて、大切な「ひとこと」を語ったり、手紙を書いたりする精神のふるまいが、
身体、感情、意識のエネルギーを束ね、支えてくれる。」

そのような「じぶん環境」をガイドする手助け。
それが「エンパシーム」です。

ひと時の場をつくり、流れをつくり、
伴走のように、いっしょに作法をしてくれる友。

静かにすわれば、自然に間(ま)ができ、ひとつの自然な流れができます。

I am fully engaged.(身をもって関わっている)

じぶん自身、まわりの空気もふくめた、じぶん環境。
そこにしっかり関わることです。

出典・参照:Jim Loehr and Tony Schwartz『The Power of Full Engagement』

英語トレイル1

(1) I am fully engaged.
(20) It’s energy!

以下のエンパレットなど

「多すぎ・少なすぎ」を直すプラクティス

心の溝を克服するために (2)

無意識の力を活かす方法

「The Power of Full Engagement」YouTube video