Empathemian, Limhamn, Sweden

杉原保史さんは、共感について、こう説きます。 「共感は、人と人とが関わり合い、互いに影響し合うプロセスです。リラックスして、感じていることに注意を向けることが共感のはじまりになります。

共感的コミュニケーションは、相手のために。
共感は、誰かのために時間をつかうこと。また、相手との共同作業によって深めていくプロセスです。
人から共感される経験によって身につくもの。

自分自身への共感は自信になる。
共感は相手の気持ちを感じること。そして、感じたことを表現すること、自分を語ることです。

声を聴く。そして声で表現する。
共感が深まるとは、相手の気持ちと自分の気持ちとの境界線がぼやけること。

自然への共感は生きる力を生む。
動物、植物、自然の風景。自然の不思議。自然への共感とは、実は、「自然から共感される体験」なのかもしれません。自然と一体となる体験。自分と相手との境界がなにかしら曖昧になる体験。

死を想え、そして共感を生きよう。
死や病や障害や孤独などの受容は共感能力を高めます。すべてのものがいつかは失われるという認識が、優しさや慈しみの感情をもたらすのです。共感を深めるのは、限界を受け入れ個人の境界をしっかりと認識することでもあります。

共感を生きる。
知的に理解するだけでは、死の恐怖が和らぐことはありません。実際に共感を生き、実感することです。 その世界を身をもって体験することです。」

出典:杉原 保史『プロカウンセラーの共感の技術』