忘れるから学べる

忘れることはいけないことではありません。実は、覚えるためには忘れる必要があります。どんなことでも、いっぱいになってしまうとそれ以上入らなくなります。「学ぶ」と「忘れる」はひとつの循環なのです。深い眠り(ノンレム睡眠)も記憶を整理するプロセスです。一度眠らないと記憶されません。忘れることで大切なものが残り、学べるのです。

Let it go.忘れてよい。

素の力をひきだそう

『論語』の学習では、素読が基本でした。声に出して、ことばを読む。繰り返し、自分の声で出力することで、身につけるのです。文章の解釈、つまり「正解」を教わるよりも、まず、自分の中に取り込むこと。取り込んだ「声ことば」は自分の一部になります。そうして、いつでも引き出せるようにすることが「まなびの土壌」になるのです。

Keep it simple.

「じぶん」は対話でできている。

ふだん、ことばが先にあり、それを使ってやりとりするように思っていますが、他者との対話(ことば以前の対話)から、ことばが生まれてくるのであって、その逆ではありません。対話性があるから、そのように、ことばを獲得するのです。ひとりでも、相手にかけることばと共に生きています。じぶん自身が「内なる声の対話」でできているのです。

I am the dialogue with myself.(対話がじぶん)

Nurture Empathy [養う心]

Nurture(ナーチャー)ということばがあります。育てる、養うという意味です。母さんが赤ちゃんにお乳をあげ、やさしくいたわる様子。種を蒔き、土に手入れをし、水をまいて、芽生えるのを待つ様子。小さい手間暇をかけ、一日一日、相手の成長と共にあること。親和する空気に包まれて、心が醸成されること。相手と共にあることです。

Nurture your seeds.(じぶんのことばを声のタネにしてまいて、育てよう)