エンパレットのカテゴリー Inspire 発想

ことばは寄りそいあう① [言語の本質はつながり]

ことばが、よりそう?聴き慣れない表現ですよね。これは、言語の本質を科学的に捉え直し、私たちが使うことばの最大の特徴を追究する話です。英単語をたくさん知っているだけでは、英語を自在に使えるようにはなりません。なぜでしょうか?このシンプルな「なぜ?」にこそ、ことばの本質があります。「ことばはつながる。つながるからことば。」

Learning is making connections.(学びは、つながりをつくること)

みちゆく人よ、それはじぶん。

アントニオ・マチャード『Caminante』。道ゆく人よ、道が前にある、のではない。歩くことで、はじめて、道ができる。前にむかって歩く。そして後ろをふり返る時、小道が見えるだろう。そこにじぶんの足跡ができている。ただ、その足跡をもう一度踏もうと思っても、それはできない。道ゆく人は、じぶん。じぶん自身に語りかけています。

Caminante.

原理を身につける (5) まとめ(短弱音列の再現こそ)

シリーズのまとめです。聞き取れない英語。文字で読むと簡単、ということがよくあります。それは、あなたのせいではありません。あなたの日本語が身についているからです。文字で覚えた英語音と実際の音に大きな差があり、聞こえる所と聞こえない所ができるのです。聞こえるようになるには?セリフのリズムで「弱く短い音」を再現する練習です。

First things first. (はじめが肝心)

原理を身につける (4) 頻度は〇〇〇る。

何語であれ、使用頻度のTop10は機能語です。機能語とはセリフを完結するつなぎことばです。つなぎと言ってもオマケではありません。人間の身体で言えば、骨。意味をもつことば(名詞、動詞、形容詞など)内容語が、肉。骨がないと身体になりません。日常言語の中核は、短い音列の復元・再現。セリフのリズムで秒内処理できる力が言語です。

Not all words are equal.(すべての単語がおなじ、ではない)

心のB面をかけよう③(克己心のスイッチ)

克己(こっき)心ということばがあります。己(おのれ)に克(か)つ。じぶんに勝つ?負けない?よく考えてみると変ですよね。じぶんは闘う相手ではないはずです。心の働きをA面とB面で捉えるとわかりやすくなります。A面は自己中心の心。B面は自己中心を取り外す心。克己とは、B面がA面を超えること。心の状態がまさる(克つ)ことです。

Improve yourself. (じぶんをよくする)

身につけるしくみ ④ (ウラ面)英語を身につける本質

LearningとUnlearningは表裏一体。英語を身につけるには、すでに身についている日本語と切り替えるモードを学ぶ必要があります。日本語という言語の特徴は、カナモジを読むように音をだすことです。それを無意識的に話す技を身につけているのです。英語と日本語のちがいを踏まえて、音を置き換える置プラクティスがいります。

Unlearn your micro actions. (じぶんの小さなふるまいを学び直す)

身につけるしくみ ③ (ウラ面)Unlearningとは?

身につけるためには、すでに身につけているクセや習慣に気づく(unlearning)がいります。外国語の学習はその典型です。英語がうまくできないのは、プラクティスの回数が足らないだけはありません。日本語の音やリズムが身についていて、無意識にしゃべれるからです。日本語の特徴を、英語の特徴と入れ替えるような学習がいるのです。

Learn to unlean.(学び直すことを学ぶ)

身につけるしくみ ② (表面) ふりかえるとは?

ふりかえることではじめて、くりかえしの意味がでてきます。ふりかえるとは、その都度、じぶんの姿を想像し、イメージすることです。そして、手本と比べて何がちがうのかに、確かめること。先生やコーチは、外から見た様子を教えてはくれますが、内側からじぶんでちがいに気づくことが身につける条件です。ふりかえることで可能性が増すのです。

Every time you reflect on yourself, you get slightly better.(ふりかえるたびに、すこしうまくなる)

身につけるしくみ ① (表面) くりかえすとは?

It’s how many times that matters, not how long.(長くやるんじゃなくて、何回するか、だ)

「身につける」公式とは?(なりたいじぶんの思い)x(くりかえる数 x ふりかえる数 x たしかめる数)x 継続。まず、身体をアウトプットする、くりかえしの回数。考えることも声に出したり、文字や絵でことばにすることがアウトプットです。くるくる回転するイメージで、小さな単位をくりかえす。そして、それをふりかえることです。

耳と目の結婚(3)(脳全体を活性化させる)

よく「大脳は思考、小脳は運動」「右脳は想像力や感情。左脳は論理や計算」と言われますが、各部署が連携して膨大な情報を瞬時に、絶え間なく処理しています。脳は統合されたひとつの働きをします。右脳と左脳があるのではなく、大脳に右半球と左半球があるのです。「言語は左脳の働き」と言った説明もありますが、これも誤解を生む表現です。

Left and right work together. (左と右の協働)