ひ、ふ、み。

良寛さんの「心月輪」(しんがちりん)は、鍋ぶたを見てひらめくエピソードです。何かひらめくとは?わずかなひとときを大切にし、続けていくというプラクティスがいります。ものごとを抽象して、かぞえられるという不思議な力が、私たちのだれにも備わっています。ひ、ふ、み、とかぞえるだけの、わずかなじかんを持つだけです。

Count one, two, three.

ゆっくりと、円をえがく。

『十牛図』は、禅の思想を表した詩画。「飼っていた牛が逃げた。それを探しに出る。足跡を見つけ、牛を発見する。つかまえ、手なづけ、牛にのって家に戻る。牛を小屋に入れると、もう牛のことを忘れてしまう。牛も飼い主のことを忘れ、そこには、ひとつの円相だけがあるー」人も、牛も、共に忘れている。わけへだてのない、自在な境地の表現。

Go with the flow.