
オリバー・サックスさんは、こう言いました。
本当の自分とは、内なる言語の中にある。
「私たちの、本当のことば、本当の自己は、内なる言語の中にある。
ひとりひとりの心をつくる意味が、とめどなく紡ぎだされてくる、内なる言葉の中に。」
「私たちが、自己存在を確かめるのも、じぶんの世界をつくりあげられるのも、この、内なることばによってである。」
ふだん、気づかずにいる、自分自身の「内語(Inner Speech)」。
私たちは、小さい時から、相手とむきあい、声のあることばで関わりながら、同時に「内なる」ことばの世界をつくりあげています。
それによって、思索、内省をし、勇気づけることもできるし、自分でじぶんを傷つけることもできます。
内なる世界がうまくいっていない時。
それは内語が行き詰まっています。そんな時どうしたらよいでしょうか。
内語というと、なにやらミステリアスに聞こえる、つかみどころがないことばのように聞こえるかもしれません。
でも、心配はいりません。それはもともとある、じぶん自身の声のことばなのです。
じぶんのことばなのに、触れることなく放ったままにしておくのは、もったいないことです。
声ことば、身体のふるまいに委ねて、そっと外にだしてあげればよいのです。そっと、もどすだけです。
じぶんひとり静かに。だれもほかにはいないのですから。
エンパシームは、いつでも、待っています。
Sit still. Output your voice.
出典・参照:Oliver Sacks 『Seeing Voices』、Rikko Sakaguchi 「Empatheme Cultivates Your Mind」
Empatheme Cultivates Your Senses (動画)