インナースピーチ(4)声の身体運動が内語化する

声のない発話、インナースピーチ。脳内では何が起きているのでしょうか? 内語のほとんどは、声に出して話す時と同じ脳領域に発生します。脳は声に出さなくても身体感覚を引き起こします。内なることばはもともと身体の外にあったもの。声に出し、また、外部の言語世界からことばを取り入れ、つながりをつくることでことばは内語化します。

Externalize your inner speech and internalize it.(内語を外に出して身につけよ)

インナースピーチ(3)学習の要は内語化して身につけること

インナースピーチは読む・書く・話す・聞くという言語機能の要です。文字を読んで覚える時でも、脳のワーキングメモリが2秒ほどで音の連なりに変えて処理します。ことばの習得は声のセリフの内語化です。英語の習得はその典型的な体験です。なぜなら、心の中に英語のセリフはまだなく、白紙状態から内語を身につけていくプロセスだからです。

Externalize inner speeches to internalize them.(内語を外に出して身につける)

身体で覚える (後編)

小脳は運動制御にとどまらず、高次認知機能で活動しています。脳の外側にあるものをまねること、言語にも思考にも深く関わります。学習の秘訣は、もっと身体を使い、小脳を活かすことです。それは、すべての学びに共通する秘訣です。ところが私たちの勉強方法は文字を読むことに大きく偏り、せっかくの身体・小脳も使わないままなのです。

Learn to practice, practice to learn.(プラクティスを学び、プラクティスで学びを身につけよ)

身体で覚える (前編)

勉強というと黙って教科書を読み、ノートに文字を書くこと?文字による知識の習得が勉強、そんなイメージが強いですね。でも、勉強も学習、練習の一部。また、頭(脳)も身体の一部です。私たちは勉強とか学習ということばを聞くと、つい、読んで文字を覚えることばかりを思い浮かべてしまいますが、本来、学びは身体を使ったプラクティスです。

Practice Every Day. (毎日が、プラクティス)

眠りはいのち② 学びの秘密

眠らないと記憶されません。深い眠りは神経回路を更新して記憶スペース効率化。新しい記憶が短期の記憶場所から長期の保管場所に届けられます。眠る前に覚えた記憶を残すだけではなく、覚えてすぐ忘れてしまった記憶を掘り起こします。情報は、ノンレム睡眠で整理し、レム睡眠で統合するのです。また、身体運動スキルも眠りによって定着します。

Sleep inspires your mind.