虹のイマジネーション [どこに何を見ている?]

虹(にじ)は、蛇の総称である「なじ」から来ています。昔の人は、色ではなく形から想像を広げました。虹はどこにありますか?実は、空のどこかのきまった場所にあの形をしたものがあるのではありません。空中全体にある無数の水滴のひとつひとつが出している光。それが集まって模様が見えるのです。虹は、光と空気とじぶん(想像)の現象です。

The sun, the rain, and you.(太陽と、雨と、じぶん)

詩はじぶんを知るきっかけ

渡邊十絲子さんは言います。「詩は、わたしがまだ知っていない「わたしの感じ方」をつくるきっかけである。」じぶんの身体を使って、じぶん自身にむけて、ことばを声でアウトプットすることによって、はじめて気づくことがあります。いえ、そのようにしないと、じぶんでは気づいていない、「気づくべき何か」が湧き上がってこないのです。

You can only realize something when you say it.

赤い月 [失われるからわかること]

真昼間に赤い太陽。深夜に赤い月。毎夏、カリフォルニアでは山火事が頻繁に起きます。大規模な山火事で、大気中に粒子状物質が大量に浮遊。光の乱反射がして、空の見え方が激変します。失われてはじめて気づくこと。赤い光は、人体に危険な超微粒子(PM2.5)のしるし。そして、家が燃え、緊急避難する多くの人たちに寄り添う心の痛み。

We are with you.(心を共に)

共に働くしくみ

ネット・スマホ・AI時代。世界規模のテクノロジーとビジネスの社会は、私たちの生活から想像することがむずかしくなっています。テクノロジーは本来、人間と対峙するものではありません。技術は、自然の恩恵に授かるために人間がつくりだしたものです。従属するのでも、させるのでもない、 共にあり、共に働くという思想が必要です。

We work together.