じぶんに声できいてみる

森博嗣さんは、こう言います。
「リンゴは赤いという言葉を知ると、子供はリンゴの絵を描くときに赤いクレヨンを塗るだろう。本当にそんな色なのだろうか。

どんなものにも、いろんな面がある。一方向から眺めているだけでは本質を見極めることはできない。また、見極める必要もない。観察できるものを素直に受けて止め、清濁を併せ呑んで理解すればよい。そのためには、ものごとに集中しない、拘らない、思い込まない、信じ込まない、ということが重要であり、いつもあれこれ考えを巡らす分散思考が少し役に立つ。絶対に役に立つとか、すべてこれでいける、というものではない。それでは「分散」の意味がなくなってしまう。