Empathemian『The heart is helical』

The heart is helical.(心臓はらせん)

「心臓は、ポンプではない。」
フランシスコ・トレント・グアスプ博士は、それを明らかにしました。

血液を送り出す機能だけを言えば、ポンプに見える。
長らく、そのように考えられてきました。
そして、私たちはそのように教わってきました。

しかし、それは心臓の本質ではありません。
単なる「押し出しポンプ」ではないのです。

ねじれ、ほどけ、しぼり、ゆるみながら、動く。
筋肉全体が雑巾を絞るような、らせん運動で、血液を流しています。

しかも、血液はただまっすぐ流れるのではありません。
血管内で渦をつくりながら流れ、効率を高めているのです。

解剖学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、「心臓はらせん」と言いました。 
が、長い間、ポンプ論が

グアスプ博士は、心臓の筋線維がらせん状に配列し、左心室は収縮のときに回旋しながらしぼるように動き、拡張のときには、そのほどける力が血液の流入を助けることを、研究によって明らかにしました。

The Helical Heart(UCLA)

We’re all living together, literally.(みんな共に生きている。文字どおりに)

カズコさん、95歳。
10年前、心筋梗塞で倒れ、手術中に15分間の臨死状態になりました。
それでも、そこから蘇生し、10年。
山道を5キロ歩けるまでに回復しました。

昨年、心房細動が再発し、脳幹梗塞の手術。
その後1年、元気に話もできています。

ただ、これまで、数人の医師が、
「この心臓がいつまで持つかわからない」
「そう長くは持たない」
「数日から数週間かもしれない」という見立てを語ってきました。

心臓の細胞は半分以下。
心臓のサイズは、倍以上に肥大化しています。
僧帽弁の逆流もあります。

カズコさんは、生来の不整脈も抱えてきました。
でも、この1年で鼓動3,000万回。
人生では、30億回。

もし、心臓がただのポンプだったとしたら、どのように血流を保っているのか、謎です。
でも、心臓は、ただ押すだけではありません。

ねじって、しぼって、ほどいて、流す。
しかも血液は、ただ前へ出るのではなく、渦をつくって流れていく。
心臓は、「ねじり」と「渦」のしくみでできている。

丸いボールより、回転したアメフトボールのほうが遠くへ飛ぶ。
心臓も、少し似ています。
形がある程度保たれていれば、思ったより流れをつくれる。

大事なのは、大きさより、かたち。
心臓の肥大化は、血流を保つための適応の結果だったのです。

心臓のしくみが、どう生まれてきたのか。
ここで紹介しているYoutube動画に詳しいので、ぜひそちらをごらんください。

It’s like a worm.

ヒトの心臓の原型は、Worm (足のない細長い虫の総称)。
それは、いまでも変わっていません。

腸もまた、蠕動(ぜんどう)します。
管として動き、流れをつくります。

心臓が、生きている。

腸も、肝臓も、肺も、腎臓、皮膚も、神経も、
臓器そのものが生きている。

そして、その生きた臓器どうしが互いに連携し、
支えあって生きている。

文字通り、みんなで共に生きているのです。

その不思議を「いのち」と呼び、
ことばによって、心で触れることができるのです。

出典・参照:以下の原典、エンパレットなど

Francisco Torrent-Guaspほか『The helical ventricular myocardial band of Torrent-Guasp
Partho P. Senguptaほか『The Dynamic Vortex of a Beating Heart(Wring out the old and Ring in the new!
https://en.wikipedia.org/wiki/Francisco_Torrent-Guasp
室生 暁【論文紹介】心臓の「らせん構造」:心筋の動きに関する常識を問い直す

ハートのコミュニケーション(心臓との対話)
たたむ [美しい姿]
共業(ぐうごう)[すべてのいのちは共に生きている]
共に食べている [じぶんを見る目が変われば世界は変わる]
腸のじぶんに、共感。
We are all connected [つながりを生きている]
だれもが相互存在のじぶん
歩くと、ふりかえれる(1)(のうぜんかづら)
歩くと、ふりかえれる(2)(花=鼻=端)
緑に包まれて
思い出すから記憶になる
お地蔵さまはじぶんの鏡