Live your dreams.(夢を生きよ)
夢は、現実の投影された「つくり話」でしょうか?
それとも、つくり話による、夢という現実でしょうか?
眠っている間にも、脳は働いています。
つくり話は、想像の産物。
夢は:
・目をつぶってみる、自作自演の映画?
・いろんな人やモノが、自由に出演する番組?
・じぶんのすることが、不自由で思うようにならない体験?
一概に、ひとつ、これだと決めつけるわけにもいかなそうですね。
でも、多かれ少なかれ、必ず何らかの体験であることはまちがいありません。
そして、明確には予想できない現実でもあります。
のび太:ねぇ、ドラえもん。
ドラえもん:何?
の:夢って、なんでいつも変なの?
ド:変?
の:だって、ありえない話ばかり。
ド:眠っている間に起きていることだから、あり得ないよ。
の:そういうことじゃなくてさ。
ド:どういうこと?
の:何で現実には起こらない話ばかりなのかってこと。
ド:現実に起こることもあるでしょ。
の:そりゃそうだけど、いつも、不思議な話になるよ。
ド:不思議かぁ。
の:そうでしょ?
Dreams don’t work unless you do.(やらないと夢にならない)
ド:ひとつ、聞きたいんだけどさ。
の:ん?
ド:その不思議な話が起きている時、なんで不思議だとは思わないんだろうね?
の:うーん。
ド:夢だと思っていないからだよね?
の:そりゃそうだよ。
ド:夢が覚めてから、あの話はめちゃくちゃだと言うのに、その時はこれっぽちも何とも思っていないんだもんね。
の:そうそう。
ド:そっちの方がもっと不思議じゃないの?
の:なるほど。そう言われてみればそうかも。
ド:ね、そうでしょ。
の:でもさ、結局、おなじことを言っているんじゃないのかな?
ド:ちょっとちがうよ。
の:どうして?
Dreams work when you live them.(それを生きることで夢になる)
ド:なぜ、変な話になるの?という質問はさ。
の:質問は何?
ド:そういうことが起きてはおかしい、という前提があるからだよね。
の:うん。だってそうでしょ。
ド:でもさ、ふだん、いろんなことが頭に思い浮かぶ時は?
の:それは起きている時だから、想像でしょ。
ド:空を飛んだ気分を空想したり、いつでも想像力は働いているんだよ。
の:ぼく、そんなに想像しているかなあ?
ド:気づいていないだけだよ。
の:それで?
ド:だから、起きている時は何を考えても不思議じゃないのに、眠っている時の想像は変だとか、不思議だというのも変じゃない?
の:そうなのかなぁ。
ド:夢も、立派な想像活動だよ。というより、区別はいらない。
の:寝ている時でも、脳は働いているからなの?
ド:そう。
の:それにしてもさ、やっぱり、夢は予想もつかないことがたくさん起こるよ。
ド:のびちゃんの脳がつくっているストーリー。
の:とてもじぶんがつくっているとは思えないなぁ。
ド:じゃ、だれか別の人がつくっていると思える?
の:いやぁ、そういうこともないけどさ。
ド:目をつぶって、身体が休めているから、空想が研ぎ澄まされているんだよ。
の:それだけなの?
ド:なぜ、そんな夢を見たのか?とか、不思議なこと、変な話、というふうに思わないでもいいんだよ。
の:でも、いつも、学校を卒業できなくなりそうな夢を見るんだよ。
ド:へぇーそうなんだ。何で?
の:知らないよ。授業さぼって、単位が足らないから。
ド:それで?
の:覚えなないけど、最後は目が覚めるから救われる。
ド:いつも見る夢ってやつだね?
の:そう。ドラえもんは夢見ないの?
ド:見るよ。
の:どんな?
ド:新しい夢をつくる夢。
の:それ、夢なの?ややこしいなぁ。
ド:夢の中でおなじことをしてはいけない、っていう決まりはないよ。
の:自由だっていうんでしょ。他には?
ド:ヒントになる夢。
の:何のヒント?たとえば?
ド:のびちゃんになる夢とか。
の:えー、それ、すごいね。
ド:のびちゃんの気持ちになれるんだよ。
の:それで?
ド:で、つまらなくなってきて、やめる。
の:なんだ、ひどいなぁ。
ド:やっぱり、じぶんにあった夢がいいんだよ。
の:まぁ、それはそうだよね。
ド:じぶんらしい不思議を生み出す時間なんだから。
出典・参照:以下のエンパレットなど