
I’m humbled.(相手があるから)
エンパシームに心を寄せてくださった方のお便りから。
マイアミで茶会をひらく梶昭彦さんは、こんなふうに語ります。
「無心?大そうに語れるようなことは何もありません。
ただ、どんな粗末な場所でも、お茶を飲んでくれる人がいたら、精一杯、美味しいお茶を点てたい。
その時、無心になっているというのはありますね。」
「仰々しい作法はどうでもいいのです。
お客さんにとってお茶が美味しくなければ意味がありません。」
「苦くて残す人もいますが、ほとんどの人は喜んでしっかり飲んでくれます。
日本人には濃いめに、それ以外の人には薄めにつくります。
日本人は熱いのが好きですが、こちらの人はぬるめが好きですね。」

Serve others.(みなのために)
「会の掛け軸は、その時の亭主の想いを表すものです。
聖徳太子の「和を以て貴しと為す」です。(*注1)
今の時勢に一番ふさわしい精神ではないかと思いました。」
相手があるから、美味しい。
あなたが飲むから、美味しい。
あなたが
あゐてにふすいま (相手に委ねる)
出典・参照:以下のエンパレットなど
(*注1)まず、和らぐことから始まる。を参照ください