Nurture a sense of caring.(ケアする心を養う)
フェスティナ・レンテは、共感の力を引き出すことでもあります。
ほんの一瞬、「間をいれる」姿勢づくりが、共感の心を養うことになるからです。
意外に思われるかもしれませんが、「間をいれる」とは、じかんをかけることです。
じぶんの身のまわりの相手、想像の相手のいる場に「じかんをあげる」ことなのです。
ふだん、そのように考えることはほとんどないでしょう。
私たちの日常生活は、「無駄な時間」を「人にあげてしまう」ことを、とてもきらうからです。
でも、じつは、ほんの数秒の、じかんをかけることによって、ケアする心が引き出されます。
やさしい心が、配慮する心が自分の中に先にあって、それが出てくるのではありません。
話は逆なのです。
じぶん以外のひと(ものでも、場でもかまいません)に、じかんをあげることによって、それが配慮するふるまいになり、やさしい心になるのです。(注1)
ゆっくりすること、すなわち、わずかの間をつくることが、共感的な想像力を鍛えてくれます。
それが、まさに、相手とむきあい、ふれあう姿勢(センス)を磨いてくれるのです。
いちばん、典型的な例は、英語の習得です。
英語を使う人になりきって、その場でセリフを相手に語りかけているつもりになること。
セリフを声にだして、アウトプットすること。
それが上達のための必須条件です。
手本に近づけようと、思い切って、まねること。
なりきって、強弱リズムをつけること。
その行為がコミュニケーションのセンスを磨きます。
そのような気持ち、ふるまい、姿勢。
姿勢づくりは、つきつめていくと、わずかな「じかん」をかける(相手にあげる)プラクティスに集約されます。
「間をいれる」プラクティスによって、しぜんにフォーム(姿勢)がつくられ、くりかえすことで鍛えられるのです。
エンパシームによって英語の習得をするためのプラクティス、「英プラ」。
英プラでは、ひと息ごとの発話の中の、音の区切れに着目し、0.1秒単位のじかんで、間をいれるプラクティスが組み込まれています。
ゆっくりする(間をいれる)ことが、全体のリズムをつくり、想像力とセンス(身のこなし)を身につけるための必須要素です。
エンパシームは、間をいれる身体動作と声のふるまいを、「カプセル」に格納します。
その中に、「ゆっくりする」じかん単位が入っています。
その単位をあとから、数えることで、あなたの共感的想像力の発揮を映し出すことができます。
言いかえれば、共感のふるまいをカウントし、センス(そのつもりになれる、ケアする心)を磨くプラクティスを測ることができます。
エンパシームというタイム・カプセルによって、発話の流れの中に現れる、間合いを測れるからです。(注2)
・セリフとセリフのあいだ
・ことばとことばのあいだ
・声粒(音節)と声粒のあいだ
小さな「間」が、それほどまでに、大きな意味と影響を持っていることに、ふだんの私たちは気づきようがありません。
エンパシームは、その発見であり、それをだれもができるように、編み出された発明です。
そして、英プラ、毎プラ、コ・プラは、あなた自身の小さな間によって、思いと姿勢を身につけ、より深い学びにつなげるサービスです。
Festina Lente シリーズ①〜④ まとめ
① ゆっくりにする行為をつくることで、長い目でみて、より早く成果をあげられる。
② ゆっくりにする行為をつくることで、身体の動きを速め、スキルを高められる。
③ ゆっくりにする行為をつくることで、身体で身につけ、定着を深められる。
④ ゆっくりにする行為を日々の習慣にすることで、相手とふれあう想像力(センス)を高められる(上達の秘訣)
Festina Lente ① [ゆっくり、はやくするとは?] にもどる
Festina Lente ③ [ゆっくりにすることで、速くなる動き] にもどる
ことばのタネを育てるから身につく(やさしい心が、身につけるための「しくみ」になる)動画です
出典・参照:英語トレイル 2 (34) Sense of Caring.
(注1)エンパレット 「Life is in the giving 習慣の秘訣」(上記リンク)をあわせてごらんください。
場をあける、じかんをかける、ことは、giving (あげる)ことです。じぶんが、じかんをあげるふるまいが「間をつくる」です。
(注2)「気づきのタイムカプセルとは?」をあわせてごらんください。
すべては姿勢にうつります。
エンパシームは、その姿勢をおこし、手入れし、それを測り、その「かたち」が見えるように映し出します。(フィードバック)
それだけではなく、身につけたい姿勢に近づけていくための手助けをします。(フィードフォワード=こんなふうにできるよ、という、あなたのプラクティスへのアドバイス)。フィードフォワードについて、以下のエンパレットをごらんください。