つぶのメタファ

目に見えない世界。

想像とは、見えるものを介して、見ようとすることです。見えるかのようなふりをすることです。あたかも見えているような、その気になって、じぶんと結びつけることです。フリをするというと、なにかの演技のように聞こえるかもしれませんが、実は、想像するというのは、絵を描くように、演じていることなのです。

Imagine (想像する)ということばも、真似をする、ふりをするという意味と同じ語源のことばです。脳の仕事は、「演じる仕事」をすることです。でも、脳だけではありません。環境の中で物事とふれあい、相互作用が生まれる時、そのフリができるのです。

電気のつぶが、身にしみる

杉晴夫さんは、こう言います。
「現代のわれわれの生活は電気によって支えられている。周囲には電気製品があふれ、空間には電波が飛び交っている。

「人類がこの電気を中心とした文明生活を打ち立てるきっかけは、イタリアのガルバ二が2種の金属線をつなぎ、カエルの身体に接触させると激しく収縮することを偶然に発見したことであった。同じく、イタリアのボルタは、この発見からヒントをえて、電池を発明し、電池から得られる安定した電流を使用した研究により、人類は自然界における電磁現象の存在に気づき、現象の背後にある法則を利用して現代の文明社会を築いていった。」

じぶんという土壌

Cultivate Soul. 心をやしなう。
Soul(精神、魂、こころ)を養い、育てる。Soulの代わりに、Soil (土)を比喩に使ってみます。

じぶんという土壌の手入れが心を育む。
じぶんとは、身心の土壌。資源に見立て、もっと活かせるようになりたいですね。

デイヴィッド・モンゴメリーさんは、『土の文明史』でこう書いています。「アリストテレスは、土・水・火・風を4大元素としてあげたが、土は軽視されてきた天然資源である。土は地球の皮膚として、生態系において土が果たす役割は計り知れないが、土の中ほど未知の世界はない。」