コンピュータの人間の対話(エンゲルバート博士とと共に)

マウスの父、ダグラス・エンゲルバートさんは、コンピュータ・マウスの発明者として知られます。その画期的な発明のみならず、現代のコンピュータ生活の原型をつくった人です。ところが長い年月にわたり、コンピュータを自由に使うことを目指したエンゲルバートさんの研究は、どこからも支援を得られませんでした。すべてに共通するお話です。

The rate at which a person can mature is directly proportional to the embarrassment he can tolerate.(どれだけ成長できるかは、どれだけ恥ずかしい思いに耐えられるかに比例する)

Helping (相手の役に立つために)

エドガー・シェイン博士の著作『Helping』の冒頭。「役に立つ支援と役に立たない支援がある。何がちがうのか?物事の内容よりもプロセスに、または何がなされるかではなく、どのようになされるかに注目したほうが、うまくいくのはなぜか?」私たちは、人は助けるつもりでも、相手の側に立つことを忘れて、役に立たない支援をしがちです。

Be helpful to others’ practicing.(相手のプラクティスに役立つこと)

「知魚楽」に共感する

中国の古典『荘子』に収めらた「知魚楽」のエピソード。魚の気持ちがわかるか?は、他者の気持ちがわかるか?と同じ質問です。はい、察することができます。私たちには、目に見えないものを感じようとする力、じぶんと結びつける力が備わっています。共感の力です。科学の探求も目に見えないものに、親しみを感じるようとすることが大切です。

小さなもの、目に見えないものに、心をひらこう。

Open up your heart.

みんな、おなじ。[察する力]

ある夕方、スーパーのレジにて。中年の女性客が赤ワインを1本を差し出すと、レジの女性は、笑顔でひと言、声をかけました。そのひと呼吸後、その女性は思いがこみ上げてきたのか、突然泣き出しました。レジの女性はカウンターから出てきて、その女性客をやさしく抱きしめました。娘が母親をいたわるような光景。何となく、事情が察せらます。

You’re not alone.(みんな、おなじ)