All you need is love|誤解を解く① (なんで、そんなあたりまえのことを歌うの?)

イタリアをドライブ中。バックミラー越しに、後部座席で車内の音楽を聞いている9歳の息子のクスクスと笑う様子が見える。曲が進むにつれ、ケラケラと笑いだした。「何がおかしい?」「なんかへんだよね?」「どうして?」「だってさ、何でそんな曲を歌うの?」私はこどもの時からこ曲を何百回も聞いてきたのに。考えたことのない衝撃があった。

Why do you sing a song like that?(なんでそんなこと歌うの?)

声は、海を渡る|『母をたずねて三千里』と、アルゼンチンへ渡ったイタリア人

『母をたずねて三千里』は、アミーチスの小説『クオーレ』に収められた「五月のお話」です。少年マルコの旅の背景には近代国家になったばかりのイタリアの貧しさと移民の歴史がありました。それは明治の日本とも重なります。家族を助けるために母が海を渡る。残された子どもが手紙を待つ。便りが途絶える。そして少年が母をたずねて海を越える。

Voices cross the ocean.(声は海を渡る)

心を写す「きもちよさそうな おふね」|Sleepy Sea

うれしい朝、眠たい海、気持ちよさそうな舟。心をうつすことば、ことばに映る心。私たちは、気づかぬうちに、心をうつしています。やわらいだ気持ちでつむぎだすことばに、じぶんの無意識が写ります。心は、ことばにうつして、ふれるもの。いいえ、それだけではありません。ことばをわかちあって、みんなで心をうつしあうことができます。

Happy morning, still sleepy sea.(うれしい朝、ねむたい海)