Capture the essence of language. (ことばの本質を捉えよ)

原理をプラクティスで身につける。
(1)ー(4)のまとめです。

母語の日本語。音で身につけています。
文字で覚えることもできますが、身体で身につけるのは、音。

言語の本質

Language is sound.(言語は音)

ふだん、話したり、聞いたりする身体運動は、ほとんど無意識的です。

だから、ことばは音だという根源的なことに気づきにくいのです。

言語習得の基本原理は、身体で音をつくりだし、相手の音を捉えること。
それを脳内でイメージと結びつけられることです。

Language sound is short.(言語音は短い)

言語の基本原理 (1)

Language is body movement.(ことばは身体運動)

言語は声の身体運動。空気の物理現象。
そして、脳の認知プロセスです。
音声は、瞬間の出来事。発生と同時に刻々と消えます。

逆に言うと、ことばとは、消えゆく瞬間にすくいとり、脳内で復元するプロセスです。
ふだん意識することのない、聞くという行為は、1秒の間に音列を次々に処理できることなのです。
セリフの音を脳内に復元し、じぶんで再現できることです。

Language is interactive replication.(ことばは音の再現やりとり)

言語の基本原理 (2)

Language is interaction of phrases.(言語はセリフのやりとり)

ことばは相手とのやりとり。セリフを交わすことです。
ひとりで考えている時も、脳内でセリフのやりとりを演じています。
そのような意識はほとんどないでしょう。身についているからです。

私たちはセリフごとに話します。 
Helloひと言でもひとつのセリフです。
ひと息の発話で思いや考えのひとまとまりの音列で表現します。
これは根源的です。

Language use is disproportionate.(ことばの使用は極度に偏る)

言語の基本原理 (3)

何語であれ、使用頻度のTop10は機能語です。
機能語とはセリフを完結するつなぎことばです。

つなぎと言ってもオマケではありません。
人間の身体で言えば、骨。意味をもつことば(名詞、動詞、形容詞など)内容語が、肉。
骨がないと身体になりません。

日常言語の中核は、短い音列の復元・再現。
セリフのリズムで秒内処理できる力が言語です。

学習の項目に惑わされる必要はありません。
聞こえない音があって当たり前。
実はどれも聞き取れないのではありません。
半分は聞き取れて、半分、聞こえない音がある、わけです。

Practice the essence of language. (原理を身につけよ)

あなたが知っている音(文字で覚えた音)は日本語の特徴が入っています。
それを減らしていくことです。
基本方法はひとつです。

First things first. (はじめが肝心)

一度に多くのことはできません。
ひとつずつ、です。

言語は、お母さんのまねをして身につけます。
乳幼児は、聞き取れるようになって、質問します。

歩けるようになって走れる。
ことばもおなじです。
かんたんなことば、毎日くりかえし使うことばを、身につけること。
それができるようになると、道がひらけます。

聞こえるようになるための最初の一歩は?
セリフのリズムで「弱く短い音」を再現する練習です。

原理を身につける (1) ことばは、〇〇。

原理を身につける (2) 音は、「   」い。

原理を身につける (3) 〇〇〇のやりとり。

原理を身につける (4) 頻度は〇〇〇る。

出典・参照:以下のエンパレット、英語トレイルガイド

母音の秘密(「あいまい母音」ではなくて、運動中のカタチ)

「あそぶ」プラクティス ② (カタチとリズム)

禅と言語習得 ② 不立文字(文字依存が機会を奪う)

ことばを身につける ②「処理することを学ぶ、処理したものだけが身につく」

ことばを身につける ③「運動のトレーニングとおなじように、適度の強度が必須」

毎日がプラクティス