The Broken WIndow, Saratoga, California

You’re not alone.(じぶんだけではない)

あ!何があった?!
粉々に砕けたガラス!
一瞬のうちに、察しがつきます。

Sさんは、こう語ります。

「あっと言う間の出来事です。
助手席の窓と後ろの窓が粉砕していました。
その時、そこに駐車していたのはじぶんだけでした。」

「日曜日の昼間。周りに人はいるのですが。
犬の散歩にきた人とか。サイクリングの往来もあります。
メガネを取られた以外は何も入っていませんでした。」

「手口は硬い棒でひと突き。
ガラスは粉々に砕け散り、数秒から十数秒の間で物を取って立ち去るそうです。」

The windows are broken but your heart is not.(窓は壊れても、心は壊れない)

Sさんは、言います。

「はじめに警察に報告するわけですが、場所を特定が一番はじめ。
Google Mapでね。山路だと、どこの管轄か調べないと。
事後処理をして、ひと息。
ようやく、平静ということばがじんわりしてきます。」

お気の毒です。
すぐに平静になれないですよね。

のどかなトレイルでも、毎日、何件かあるそうです。
都市部では商業モールのパーキングとか、部品泥棒とか多発しているらしい。

こんな時、まず大切なことは、心を和らげることです。

・事故でなくてよかった
・自宅でなくてよかった
・車の破損でなくてよかった
・犯人とハチ合わせにならなくてよかった
・盗まれたものが(ひとつだけ)でよかった
・雨が降っていなくてよかった
・警察に報告できてよかった
・修理できるからよかった
・人に話して慰めになるからよかった
・世の中で起きていることに気づいてよかった

気休めということばがあります。
気を休めておしまいではないけれども、まず、いったん気を休めることが大事です。

・運の悪いこともある
・時々、遭遇することはある
・じぶんだけではない
・じぶんに落ち度はなくても起きる
・初めて気づくことがある
・おなじ目にあった人の気持ちがよくわかる

車の窓ガラスは、強化ガラス(tempered glass)です。
粉砕してバラバラのピースになるおかげで助かることがあります。
ガラスの破片で血が吹き出るようなケガをする危険から防いでくれます。
もちろん、そうじは少し厄介ですが、気持ちを切り替えられれば大丈夫。

何ら問題に遭遇しない生活というものはありません。
まず、和らげて、気持ちを切り替えることですね。
ひとりで抱えるよりも、声に出して語ることも、和らぎになります。

I feel your pain.(気持ちはわかるよ)

出典・参照:以下のエンパレットなど

身をもった体験は心を養う

直して、はじめてわかること

失うことはまなぶこと