リーダビリティ (Readability) は、文章の「読みやすさ」を表すことばです。
50年前、ルドルフ・フレッシュさんは読みやすさの測定を考案しました。
たとえば、小学5年生で無理なく読める、といったわかりやすい目安です。
現在「フレッシューキンケイド」の指標として知られ、アメリカでは公官庁が発行する市民への文書の指針にもなっています。
日本語のウィキペディアでは「可読性」ということばで紹介されています。
ちょっと聞きなれないことばで、わかりづらいですね。
日本語では、「読みやすさ」という考え方・指標は一般的ではありませんが、あったらいいですね。
読みやすさとは「よみにくさ」を取り去ることです。
内容自体をやさしくすることは、意外にむずかしいところがあります。
まず、読む相手(じぶんにとっても)が、読みやすいように配慮することです。
* 文をみじかくする (Short)
* むずかしいことばをつかわない (Simple)
* 余計な形容語をできるだけへらす (Simple)
* 文の構成を複雑にしない、受け身形で書かない (Simple)
* 段落を大きくしない (Small)
* 行間をいれる、ゆとり・余白 (Slow)
プラクティスの「つづきやすさ」
日々のプラクティスも、おなじように考えることができます。
じぶんがするプラクティスも、相手だとおもって、できるだけやりやすくする工夫をするのです。
エンパシームメソッド「みちゆくときよ」は、このようにも表現できます。
* みちびきやすい(目でみて、はじめやすくする)
* ちかづきやすい(声を耳できいて、すぐわかる)
* ゆだねやすさ(自然の流れで、かんたんにできる)
* くりかえしやすい(小さく、小分けにしている)
* とりだしやすい(ひと目でわかるように再現する)
* ききやすい(たずねやすい、声を聞いて、書ける)
* よりそいやすさ(じぶんと相手がつながっている)
じぶんを相手だと思って、やりやすい状況にしておくことです。
それが、プラクティス持続の秘訣です。
Make things easy.
やりやすくしよう。
出典・参照:『Flesch–Kincaid Readability Tests』、『毎プラガイド』
*エンパシームサイト英語版では、すべて 小・中学生にも読みやすいReadabilityで書いています。ぜひ、ごらんください。
「Flesch–Kincaid Readability Tests」