Empathemian 『Buckminsterfullerene』 

のびた:ねぇドラえもん、ナノってどれぐらい小さいの?
ど:10億分の1とかいってもピンとこないよね?
の:わかんない。すごく小さいんでしょ。
ど:じゃ、地球はどれぐらい大きいと思う?
の:わかんない。すごく大きいよ。
ど:のびちゃん、地球になったつもりで、いいかい?
の:地球?いいよ。
ど:このサッカーボールぐらい。
の:へぇー、小さいねー
ど:クロトーさんの絵本にあるよ。

「地球はとても大きく、地球上には多くの人が住んでいて、多くの国があることは知っていますね。じゃあ、サッカーボールとくらべると、地球はどのくらい大きんだろう。実は、サッカーボールとバッキーボールの大きさの比は、地球とサッカーボールの大きさの比と同じなんだよ」

の:バッキーボールって何?
ど:バッキーボールは、クロトーさんが発見した分子。サッカーボールの形をしているんだよ。
の:へぇー、ナノのサッカーボールなの?
ど:そう。炭素原子60個でできている。60個がつながると、32面のサッカーボールみたいに。
の:ボールなのに、32面?球じゃないの?
ど:そうだよ。球にすごく近い32面体。
の:なんで?
ど:面をはりあわせてつくるんだよ。20個の正六角形と、12個の正五角形からできてるんだ。

もし、じぶんがバッキーボールだったら、サッカーボールは、人間にとっての地球。じぶんが地球だったら、サッカーボールは、人間にとってのナノの世界。

じぶんに想像のつく比べ方で、親しみがわく。
相手の身になる想像をすると、結びつきができる。

出典:ハリークロトー、デイビッド・クロトー『ナノって何なの?』