Empathemian, Palo Alto, California

ライアル・ワトソンさんは、こう言います。
「昔から、ふたつの世界観が存在してきた。ひとつは互いに因果関係をもち、互いに影響している事物や事件でも、実はまったく別個のものであるという日常的な現象。もう一方は、すべてが大きなパターンの一部であると考える、やや特殊な見方。生活していく上で前者の世界観が一番価値があるため、幼児期からそのように行動することを覚える。後者の考えは、ただちに実用化できるような重要性をあまりもたない。だが、この考え方こそすべての生命に大きく作用するもの。正式な教育と自然な直感とを調和させる方法はないものか。それができないことは、もっとも重要な資源の大きな無駄である。

地球意識をもつことによってはじめて高度意識に到達できると思う。自分の環境を十分に把握し、理解しない限り、それを超えて意味のある、関連のある場にまで自分を高めようなんてことはありえない。

われわれは地球の目であり、耳であり、われわれの考えることは地球的思考。

科学者としての私は「太陽があるから光が見える」という。しかし、私の新しい理解では「私が見ているから太陽は光である」といってもおなじように真実であることを示唆する。

科学者としての私はプリズムをつくり、スペクトラムの中の色に興奮する。しかし、全部が一緒になり、白い光になってはじめて意味をもつ、という事実を見失ってしまっている。静寂は、世界のあらゆる音の複合物であるということがわかるには、私の存在そのものの頭を殴らねばわからないのだろう。」

地球と精神の共振。

それは、じぶんと空気のあいだ、生と死のあいだ、静寂と静寂のあいだ。じぶんが相手になることです。

出典:ライアル・ワトソン『未知の贈り物』