
プラトンのことば、ソクラテスのことばから。(注)
おどろきは、知ることのはじまり。
おどろくとはどういうことでしょう?
こんな会話を思い浮かべてみます。
のびた:よーし、これから驚くぞー。
ドラえもん:のびちゃん、自分ひとりで驚くの、ムリだよ。
の:どうして?いっぱい驚いて頭よくなるんだ。
ド:うーん。じゃ、まずやってみればいいよ。
* * *
の:うーん、ぜんぜん驚かないなー。
ド:でしょ。
の:ドラえもん、ちょっとなんか驚かせてよ。
ド:のびちゃん、自分で驚くぞって言ってたけど。
の:ドラえもんが何かびっくりすることしてよ。
ド:それじゃおどろくことにならないなー。
の:じゃあ、どうするのさ?
ド:身のまわりに、不思議はたくさんあるよ。
の:どこどこ?
ド:静かに心をひらけば、自然にやってくるよ。
不思議は、じぶんの身のまわりに。だから、近づくこと、ふれてみること、じぶんと結びつけてみること。
Things are wondrous. You don’t have to wonder.(世界はふしぎ。無理しておどろかなくても)
出典・参照:プラトン『テアイテトス』、金子みすゞ詩集『ふしぎ』
(注) 書物を残さなかったソクラテスのことばは、プラトンによって残されたものなので、プラトンのことばでもあります。