私たちはみな、限定的なじぶん。

私たちはみな、じぶんの手持ちの力で暮らしています。
個人も、社会もみな、持てる力を活かして生きています。
持てる力とは、とても限定的なものです。
周囲の状況がかわると、発揮できる力も限定をうけます。

リチャード・セイラーさんは、こう言います。

「人間は、いつも合理的な選択をするわけではない。合理性も、自制心も、利己心も、みな限られている。状況、環境によって、いつもの自分とは、ふるまいが変化する。人間には、共通のクセがある。」

共感とエコノミー

共感とエコノミー(経済)って何か関係があるの?
経済といえば、モノやお金の流通、商売や景気、社会のしくみの話。でも、それらもみな、人間の感情や行動によってもたされることは違いありません。

近代経済学の父・アダム・スミスの著した『道徳感情論』は「人間がまず隣人の、次に自分自身の行為や特徴を、自然に判断する際の原動力を分析するための論考」という副題がつけられている通り、人間の心の研究でした。